イーレッツの静音タイプ小型PC「Be Silent」シリーズから、Pentium Mに対応した新モデル「Be Silent M7000」(PC-M7000E)が発売となった。実売価格は71,400円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。LAOX PC・DO SHOPではベンチマークプログラムによるデモを実施中だ。
コンパクトでかつ高い静粛性を持つファンレス筐体がウリの「Be Silent」だが、従来モデルはCPUが600MHz駆動のEdenで、パフォーマンス重視派にはややもの足りなさがあったのも事実。今回登場した「Be Silent M7000」は、その弱点を克服した最新モデルで、低発熱ながら比較的高いパフォーマンスを持つとして自作PC市場でも注目度の高いPentium M/Celeron Mの搭載に対応するのが特徴だ。
ただし、筐体はサイズは幅204×高さ197×奥行き63mmとこれまで同様にコンパクトだが、従来モデルとは異なりファンレスではなく、ケースファンを搭載している。とはいえ、本来12V駆動の静音ファンを5Vで駆動しさらに静音化しているとのことで、高い静粛性が期待できそうだ。
マザーボードのチップセットはi855GMEで、DDR333対応DIMMスロットを1基搭載(最大1GB)。主な機能としてVGA、Gigabit Ethernet、USB 2.0、5.1チャネル出力対応サウンドを装備している。内蔵ドライブベイは2.5インチHDD用が2基で、このほか「Be Silent MS6000」も搭載していた外付けIDEコネクタの「エマージェンシーIDEポート」が筐体背面に用意されている。電源は容量80WのACアダプタ。
自作PCキットとしては高価な部類に入る「Be Silent M7000」だが、Pentium M対応製品は種類が少ないこともあり、貴重な選択肢と言えそうだ。
□Be Silent M7000(イーレッツ)
http://www.e-lets.co.jp/product/m7000.htm
http://www.e-lets.co.jp/news/r_m7000.htm
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| (イーレッツ Be Silent M7000) |
[撮影協力: LAOX PC・DO SHOP]