Intel製新チップセットのi915Pを搭載しつつ、CPUインターフェイスに従来型のSocket 478を採用するというユニークな組み合わせのマザーボード「P4GD1」がASUSから発売となった。実売価格は15,800円~17,680円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
LGA775版のCPUをサポートするとされるi925X/915シリーズチップセットだが、i915P搭載の「P4GD1」が基板上にCPUインターフェイスとして備えているのは新型のLGA775ではなく従来型のSocket 478。一方で、最新のPCI ExpressスロットやICH6による4ポートのSerial ATA、8チャネル出力対応のHD Audioなどの機能はLGA775マザーボードと同様に備えている。
つまりこのマザーボードでは、CPUに今使っているSocket 478タイプが流用でき、かつ機能面では新チップセットの恩恵に浴することができるというわけだ。メモリも従来のDDR400タイプが利用できる。新チップセットの機能に興味はあるが、CPUは買い換えたくないというユーザーにはまさに注目の製品と言えるだろう。
ただし、マザーボード上の電源コネクタは、CPUクーラー/ケースファン用は従来の3ピンタイプだが、メイン用はLGA775マザーボードと同じ24ピンタイプになっているので要注意だ。
主な機能は、Gigabit Ethernet、Ultra ATA/133対応RAID(IDEポート計3基)など。スロット数はPCI Express x16×1、PCI Express x1×3、PCI×3、DIMM×4(最大4GB)。
□P4GD1(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.com.cn/trends/newp/20040621P4GD1.htm
http://www.asus.com/
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【2004年7月10日】i915PでSocket 478対応のマザーボードがASUSから近日登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040710/etc_p4gd1.html
| (ASUS P4GD1) |
[撮影協力: 高速電脳]