アイ・オー・データ機器のPC上級者向けブランドである挑戦者から、MPEG-1/2/4再生機能搭載の外付けHDDケースや多チャネル録画向けのキャプチャカード3枚セット品など新製品5機種が発売となった。また、同ブランド製品の同社ショールーム「アイ・オー・プラザAKIBA」(ブロックF2-[c5])以外での販売が本格的にスタート。複数の一般ショップでも今回の新製品を在庫販売する様子が見られた。
USB 2.0接続の3.5インチHDD用外付けケース「Movie Tank(SOTO-3.5U/M)」は、その名のとおり“映像ファイル貯蔵タンク”と呼べそうな製品で、ケース自体がTV出力向けMPEG-1/2/4再生機能を持つのが特徴だ。3.5インチHDD用外付けケースとしてはやや大柄な筐体の背面に、USB、ACアダプタのほかステレオサウンド、コンポーネントビデオ、S-Video、コンポジットビデオなどのコネクタを装備。付属リモコンを使って家庭用テレビなどにHDD内のビデオファイルを表示できる。
ハードウェアデコードチップはSigma Designsの「EM8501」を搭載。前述のビデオファイルのほかJPEG、MP3などの再生も行なえる。製品コンセプトは今週発売されたタイムリーの光学ドライブ用外付けケース「DVD CUBE(GR-DVX001)」に近いが、コンポーネント出力が使える点が魅力と言えるだろう。近日、WMAとOGG形式の再生、複数パーティション対応のファームウェアも公開される予定という。なお、光デジタル出力端子も搭載するが同ブランドでは非サポートとしている。実売価格は15,800円~16,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。一般店舗では売切れているところも多いが、アイ・オー・プラザAKIBAでは在庫が豊富というから、確実に入手したいのならチェックしてみるといいだろう。
複数のキャプチャカードを用いて多チャネル同時録画を行ないたいユーザーに最適と言えるのが「Channel Tank(VT-RXx3)」。同社製TVキャプチャカード「GV-MVP/RX」のカード本体のみを3枚セットにしただけの製品だが、ソフトウェアやドライバなどの添付品を省くことでコストを抑えるあたりがいかにも同ブランドらしい。多チャネル同時録画を行なうには、対応キャプチャソフトウェア「I-O DATA mAgicTV Server ConceptVersion(評価版)」を同社Webサイトから入手する必要がある。実売価格は41,800円~44,310円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
このほか、USB 2.0/IEEE 1394接続のスリムタイプ光学ドライブ用外付けケース「SOTO-DVPUE」や、3.5インチHDDが複数台内蔵可能なUSB 2.0/IEEE 1394接続HDDケース「SOTO-HDZUE」が同時発売となっている。「SOTO-HDZUE」は4台HDDが内蔵でき、PCに1ドライブとして認識させることが可能だ。実売価格は「SOTO-DVPUE」が8,799円~9,300円、「SOTO-HDZUE」が27,300円~29,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□Movie Tank/Channel Tank/SOTO-DVPUE/SOTO-HDZUE/SOTO-HDWUE(挑戦者)
http://supertank.iodata.jp/products/soto35um/
http://supertank.iodata.jp/products/vtrxx3/
http://supertank.iodata.jp/products/sotodvpue/
http://supertank.iodata.jp/products/sotohdzue/
http://supertank.iodata.jp/products/sotohdwue/
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040731/etc_dvdcube.html
【2004年7月24日】I-O DATAが6チャンネル同時TVキャプチャ環境をデモ中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040724/etc_6chcap.html
| (挑戦者 Movie Tank) |
| (挑戦者 Channel Tank) |
| (挑戦者 SOTO-DVPUE) |
| (挑戦者 SOTO-HDZUE) |
| (挑戦者 SOTO-HDWUE) |
[撮影協力: テクノハウス東映とLAOX PC・DO SHOPとアイ・オー・プラザAKIBA]