【 2004年8月13日号 】
AMDのエントリー向け新型CPU「Sempron」が登場、Socket A版
Sempron 2800+/2600+/2500+/2400+が出回る
パッケージ 梱包内容
【パッケージ】【梱包内容】
緑色Sempron OPN
【緑色Sempron】【OPN】
価格表 茶色Sempron
【価格表】【茶色Sempron】
 AMDが先日発表したエントリー向けの新型CPU「Sempron」がアキバに出回り始めた。

 販売を確認したのは2800+(2GHz)、2600+(1.833GHz)、2500+(1.75GHz)、2400+(1.667GHz)のSocket Aタイプ4モデルで、実売価格は2400+が7,370~7,990円、2500+が8,970~9,990円、2600+が10,180~10,990円、2800+が10,530円~15,090円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

●発売はSocket Aのみ

 Sempronはコストパフォーマンスを重視したPC向けの新しいCPUブランド。位置付けとしてはDuronに置き換わるものだが、デスクトップ向けではDuronと同じSocket AタイプのほかAthlon 64と同じSocket 754タイプの3100+(1.8GHz)も用意されているのが特徴だ。

 最上位となるのはこの3100+で、以下はSocket Aタイプの2800+(2GHz)、2600+(1.833GHz)、2500+(1.75GHz)、2400+(1.667GHz)、2300+(1.583GHz)、2200+(1.5GHz)と続く。スペック面でAthlon 64/XPと主に異なるのは2次キャッシュ容量で、SempronではSocket 754/Aタイプともに512KBモデルのAthlon 64/XPから256KBへと半減している。Socket AタイプのFSBは333MHz。

 モバイル向けは全てSocket 754で、25W動作の2600+/2800+(ともに1.6GHz)、62W動作2600+/2800+(ともに1.6GHz)、3000+(1.8GHz)が用意されている。

●マザーのBIOS対応を確認

 今回発売されたSocket AタイプのSempronの外観は、Athlon XPと変わらずといったところ。剥き出しのCPUコアの周辺にキャパシタを配置し、基板表面の四隅に黒い保護パッドを貼るといったレイアウトはAthlon XPと同じだ。なお、基板の色は緑色と茶色の2種類がある。

 基板上の黒いラベルにCPUブランド名やOPNが記されている点も従来同様。OPNは2800+が「SDA2800DUT3D」、2600+が「SDA2600DUT3D」、2500+が「SDA2500DUT3D」、2400+が「SDA2400DUT3D」。

 マザーボードの対応状況については、既存のSocket Aマザーボード向けにSempron対応をうたったBIOSをリリースしているメーカーが多く見受けられ、多くの機種でBIOSアップデートが必要になると思われる。CPUの購入時は、事前にマザーボードメーカーのWebサイトなどで対応情報を確認したほうがよいだろう。

 なお、BLESS秋葉原本店によると、Socket 754対応の3100+は17日(火)に入荷する予定。パソコンショップ アークでは、残りのSempronは8月下旬に入荷する予定としている。

□Sempron(AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_11541,00.html
http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543_544~88261,00.html
□関連記事
【2004年7月31日】Sempronの入荷時期と予価が一部ショップで告知、17日で全5モデル
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040731/etc_sempron.html

 (AMD Sempronシリーズ)

[撮影協力: パソコンショップ アークパソコンハウス東映BLESS秋葉原本店LAOX PC・DO SHOP]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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