AMDのバリューPC向けCPUのSempronで最上位モデルとなるSocket 754タイプの3100+が発売となった。実売価格は15,193円~16,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。Socket Aタイプの2800+などは先週から出回っている。
動作クロック1.8GHzの3100+は、Sempronで唯一となるSocket 754タイプ。今回確認した製品のOPNは「SDA3100AIP3AX」で、ソケット形状とクロックが同じAthlon 64 2800+(ADA2800AEP4AX)とは、2次キャッシュ容量(512KB→256KB)や最大動作電圧(1.50V→1.40V)などが異なっている。
注目なのが、最大クロック動作時のTDPが大幅に減少(89W→62W)している点だ。2次キャッシュは半減したものの、発熱量を気にするユーザーにとっても期待のCPUと言えるかもしれない。
もちろん価格の安さも魅力のひとつ。Sempron 3100+は現時点でSocket 754タイプのCPUで最も安く買える製品となっており、まさにエントリー向けと言えるだろう。
ただし、Socket Aタイプと同様にマザーボードの対応状況には要注意。購入前にマザーボードメーカーのWebサイトなどで対応BIOSの有無などの情報確認を忘れないようにしたい。
□Sempron(AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_11541,00.html
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【2004年8月13日】AMDのエントリー向け新型CPU「Sempron」が登場、Socket A版
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040813/etc_sempron.html
| (AMD Sempronシリーズ) |
[撮影協力: ツクモパソコン本店とパソコンハウス東映]