最大108Mbpsの無線LAN通信が可能なIEEE 802.11a/gの拡張技術「Airgo True MIMO(Multi Input Multi Output)」を使った無線LAN機器の店頭展示がぷらっとホームで開始された。展示されているのはプラネックス製のアクセスポイント「CQW-AP108AG」とPCカード型アダプタ「CQW-NS108AG」で、近日中に店頭デモも行う予定だ。
「Airgo True MIMO」は、米Airgo社がIEEE 802.11a/gの拡張技術として設計し、次世代無線LAN規格「IEEE 802.11n」として提案中のもの(プラネックスでは「Pre802.11n」とうたっている)。送信側、受信側それぞれに複数のアンテナを使うのが特徴で、最大108Mbps(理論値)の転送が可能なほか、通信距離の延長や通信状態の安定化などといったメリットもあるという。
「IEEE 802.11 a/gを高速化する」という改良技術としてはAtherosの「Super A/G」もあり、こちらは搭載製品も発売されているが、Super A/Gは電波法の関係で国内ではフル規格の「最大108Mbps」モードが利用できないため、速度という点では今回の製品に期待がかかる。
なお、今回展示されている製品は、6月に「8月中旬発売」と発表された企業向けモデル。発売日延期などのアナウンスは特にないが、今のところ店頭での在庫販売は未確認で、ぷらっとホームでは「入荷時期は10月下旬になる見込み」と説明している。予価はアクセスポイントの「CQW-AP108AG」が124,000円、PCカード型アダプタの「CQW-NS108AG」が18,800円とのこと。
□プラネックス
http://www.planex.co.jp/
□CQW-AP108AG(プラネックス)
http://www.planex.co.jp/product/bwave/cqw-ap108ag.shtml
□CQW-NS108AG(プラネックス)
http://www.planex.co.jp/product/bwave/cqw-ns108ag.shtml
□Airgo
http://www.airgonetworks.com/
□関連記事
【2004年6月22日】プラネックス、最大108Mbpsで通信できる無線アクセスポイントなど2製品(BroadBand Watch)
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/5671.html
【2003年10月11日】108Mbps対応の高速無線LANルータ発売、IEEE 802.11gベース
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031011/etc.html#wgt
| (PLANEX CQWシリーズ) |
[撮影協力: ぷらっとホーム]