4月にサンプル品マザーボードが入荷して以来、目立った動きの無かったNano-ITXプラットホームだが、ここに来てようやく新たな動きが見えてきた。今回は対応ケースの展示で、メーカーはスタイリッシュなケースで知られるSilverStoneだ。
展示が行われているのは、国内代理店のマスタードシードが23日(木)~25日(土)まで行っているイベント「SilverStone Autumn Collection」の会場内。「SST-LC07」と名付けられたNano-ITXケースは、217mm(W)×57mm(H)×145mm(D)とMini-ITXケースより2回りほど小さいサイズで、ファンレスの静音仕様になっている。電源は60WのACアダプタ。光学ドライブベイはなく、内部にはHDD用ベイ(2.5インチ対応なのか3.5インチ対応なのかは不明)があるのみと拡張性は低いが、小ささを求める向きには期待の製品と言えるだろう。なお、同社では薄型光学ドライブを内蔵できるやや大きな姉妹モデル「SST-LC08」(302mm(W)×57mm(H)×179mm(H))も企画中で、こちらは掲載パンフレットを配布中だ。発売時期や予価に関しては「マザーボードの発売時期が不明なこともあり、今のところは2製品ともに未定」(マスタードシード)とのこと。
SilverStone Autumn Collectionでは、このほかにもVFD/リモコン付きのAV仕様ATXケース「SST-LC10」や同社の発売済み製品を展示中。LC10Mは同社得意のAVアンプ風ケースにSoundGraph(iMON)製VFDパネル/AVリモコンを組み合わせた製品で、リモコンから音楽/動画/静止画再生が行える専用ソフトが付属するほか、「Windows XP Media Center Edition にも対応する」(マスタードシード)という。もちろんVFDパネルの表示内容カスタマイズなども可能。
なお、マスタードシードではこれとは別にSoundGraph製のボリュームつまみ付きVFDパネルも発売する予定という。この新型VFDパネルはボリュームつまみが電動式になっているのが特徴で、ボリュームつまみを使わず、リモコンで音量調整してもボリュームつまみの位置に矛盾が生じないように自動で回転するという。SoundGraphでは同様の外付けタイプも企画中とのこと。
SilverStone Autumn Collectionの会場はLinux Cafe di PRONTO 秋葉原店(ブロックD2-[e2])で、開催時間は23日(木)~25日(土)各日ともに11:00~17:30。抽選で1名にSilverStone製品が当たるという来場者アンケートや、アンケート回答者と期間中のSilverStone製品購入者を対象としたコーヒー券プレゼント(Linux Cafe di PRONTO 秋葉原店で利用可能)も行っている。
□SilverStone
http://www.silverstonetek.com/
□SoundGraph
http://imon.soundgraph.com/
□マスタードシード
http://www.mustardseed.co.jp/
□SilverStone Autumn Collection(マスタードシード)
http://www.mustardseed.co.jp/silverstone/silverstone_event.html
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| (SilverStone製品) |
[撮影協力: マスタードシード]