PCI-Xスロットを装備するハイエンドなリコー製Pentium M対応microATXマザーボード「FB8-M」を採用したオリジナルPCのデモをドスパラ秋葉原Prime館が実施中だ。10月末に同ショップブランドの完成品PCとして発売される予定で、予価は約8万円。マザーボード単品や自作PCキットでの販売予定はないとしている。
i855GMEチップセット搭載の「FB8-M」は、サーバー向けのPentium 4/Xeon対応マザーボードなどでもおなじみのi6300ESB(Hance Rapids)をICHに採用。これにより、PCI-Xスロット(1基)やSerial ATA(2ポート)を装備するといった、Pentium M対応の組み込み向けマザーボードとしてはハイエンドなスペックを実現しているのが特徴だ。
主なスペックは、対応CPUがPentium M 1.1/1.6GHz(基板に直付け)、スロット数がAGP×1、PCI-X×1、PCI×2、DIMM×2(DDR333対応、最大2GB)で、VGA、サウンド、LAN、Serial ATAなどの機能を装備している。
完成品PCはmicroATXフォームファクタのブックタイプケース(LowProfileサイズ)に「FB8-M」を組み込んだもの。CPUクーラーはヒートシンクのみのファンレスで、ヒートシンクと電源ファンを透明のダクトで繋ぐことで冷却を行なっているのが特徴的だ。
現時点ではケースとマザーボード以外のスペックは未定。販売時はBTOに対応するとしている。
□FB8M(リコー)
http://www.ricoh.co.jp/fbx/FB8M.html
| (RICOH FB8M) |
[撮影協力: ドスパラ秋葉原Prime館]