【 2004年9月25日号 】
ボンネット風に本体が開閉するBIOSTARの新型キューブPC展示中
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 BTXフォームファクタを採用したBIOSTARのi915Gチップセット搭載キューブタイプPC「iDEQ300G」の展示がフェイス秋葉原本店で行なわれている。同店のオリジナルPC「Seed Cube」として10月中旬に発売される予定だ。Pentium 4 530などを搭載した標準モデル「Seed Cube 4530ADV/DVD±RW」の価格は94,800円。

 「iDEQ300G」のウリは独自構造の筐体によるメンテナンス性の高さ。トップ/サイドカバーをはずした後、フロントパネルとドライブベイが一体化した筐体前面のL字部分を上に跳ね上げるように開けることができる。ベイに光学ドライブやHDDを装着したままで開閉できるので、メモリスロットやCPUソケットなどに楽にアクセスが可能だ。

 また、従来のキューブPCとは異なるリアパネルのレイアウトも注目点で、リアパネルの左右両側に拡張スロットが用意されている。右側のスロットはLAN/IDE機能を持つ複合カードで使用済みだ。ちなみに「iDEQ300G」は、8月の「第1回キューブタイプPCミーティング」でキューブタイプ初のBTXフォームファクタ採用製品として紹介されている。

 さらに、効果的なエアフローを考慮しているのも特徴。フロントからCPU、チップセット、リアの方向に風が流れるように、フロントとリアにそれぞれケースファンを、CPUクーラーの背面に透明のダクトを装備している。CPUクーラーは大型フィンを用いたファンレスタイプ。

 主な搭載機能は、OSレスAV機能(DVD-Video/音楽CD/MP3ファイルなどの再生、FMラジオ)、7種メディア対応カードリーダー、VGA、サウンド、Gigabit Ethernet。拡張スロットはPCI Express x16、PCI、Mini PCIが各1基用意されている。電源容量は250W。

 標準モデル「Seed Cube 4530ADV/DVD±RW」の主なスペックは、Pentium 4 530、メモリ512MB(DDR400、256MB×2)、HDD 160GB(Serial ATA、7,200rpm)、DVD±R/RWドライブ(DVD±R 16倍速、DVD±RW 4倍速)。

 同店ではWindows XP Media Center Edition 2005(MCE2005)をインストールした状態で25日(土)からデモを実施中だ。なお、製品にはカーソル、再生、停止、「OK」などのボタンなどが付いたワイヤレスリモコンが付属しているが、MCE2005対応かどうかは検証中とのこと。

□Seed Cube(フェイス)
http://www.faith-go.co.jp/org_pc/seed_cube_300g.asp
□BIOSTAR
http://www.biostar.com.tw/
□関連記事
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040612/etc_cmstacker.html

 (BIOSTAR iDEQシリーズ)

[撮影協力: フェイス秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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