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【価格表】 | 【LGA775】 |
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【J付きモデル】 | 【パッケージ】 |
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【スペックシール】 | 【マーキング】 |
LGA775版のCeleron Dがアキバに出回り始めた。発売になったのは、340J(2.93GHz)と335J(2.80GHz)と330J(2.66GHz)と325J(2.53GHz)の全4モデル。モデルナンバーの末尾に、セキュリティ機能の「No eXecute bit(NX bit)」が有効になっていることを示すアルファベット「J」が付いている点にも注目だ。
●低価格LGA775 CPU
実売価格はは340Jが13,010円~14,994円、335Jが12,076円~12,980円、330Jが10,220円~11,340円、325Jが9,720円~10,290円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ただし、どのショップも入荷数が少量のため、すぐに完売してしまう可能性がある。
今回の4モデルの主なスペックは、製造プロセス90nm、SSE3サポート、FSB 533MHz、2次キャッシュ容量256KB、最大動作電圧1.4Vというもので、これらは発売済みのSocket 478版と同じ。LGA775版とSocket 478版では、基本的にはCPUインターフェイスが異なるのみと見てよさそうだ。S-Specは340Jが「SL7TP」、335Jが「SL7TN」、330Jが「SL7TM」、325Jが「SL7TL」となっている。
●NX bit対応の「J」付き
特徴と言えるのがこれら「J」付きのモデルがサポートしているNX bitだ。ウイルスやワームなど、悪意のあるプログラムには不正にメモリ領域を使用する(バッファオーバーラン)ことで機能するものがあるが、これを防ぐためにWindows XP Service Pack 2には特定のメモリ領域以外でプログラムの実行を行なえなくする「DEP(Data Execution Protection:データ実行防止)」機能が盛り込まれている。NX bitを持つCPUはハードウェアレベルでこのDEPと連携することで、バッファオーバーランを悪用するウイルスやワームなどの活動を防ぐことが可能だ。
NX bitはPentium 4 560J(未発売)などのIntel製CPUのほか、AMDのOpteronやAthlon 64、TransmetaのEfficeonなどにも装備されている。また、IntelのWebサイトにある「Processor Number Information」によると、Celeron Dの「J」付きモデルはLGA775版のみで、Socket 478版では用意されていない。
ちなみにIntelは、2001年に当初Itanium向けとしてNX(No Execute)対応のセキュリティ機能「Execute Disable Bit」を発表している。
□Celeron D/エグゼキュート・ディスエーブル・ビット(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/desktop/processors/celeron_D/
http://www.intel.com/jp/business/bss/infrastructure/security/xdbit.htm
□Processor Number Information(Intel)
http://www.intel.com/products/processor_number/info.htm
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【2004年9月25日】動作クロック2.93GHzのCeleron D 340が店頭販売スタート
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040925/etc_celed340.html
【2004年9月24日】インテル、Windows XP SP2のDEP機能に対応(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0924/intel2.htm
【2004年9月18日】Windows XP SP2収録CD-ROMの店頭配布開始、小冊子付き
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040918/etc_sp2cdrom.html
| (Intel Celeron D) |
[撮影協力: T-ZONE. PC DIY SHOPとドスパラ秋葉原本店]