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新世代のフォームファクタであるBTXに対応したマザーボードがアキバに出回り始めた。BTXについては、対応するPCケースが発売された例はあるものの、マザーボードは初。
製品は、TWOTOP秋葉原本店が先週サンプルを展示していたIntel製i915Gチップセット搭載LGA775マザーボード「D915GMHLK」で、同店に製品版が入荷し、販売がスタートしている。
実売価格は16,780円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと。
●ATXとは真逆の配置
消費電力の大きいCPU向けとしてIntelが設計した次世代フォームファクタのBTXでは、ATXと大きく異なるマザーボードレイアウトを採用。初のBTX対応マザーボードとなった「D915GMHLK」の基板を見ると、CPUソケットなどのスペースと拡張カード用スロットのスペースが入れ替わるなどレイアウトがこれまでと比べて大きく変わっているのが分かる。もちろんPCケースはBTX対応のものが必要だ。
なお、BTX規格にはサイズに合わせてpicoBTX、microBTX、BTXの3規格が用意されているが、今回の製品は中間のmicroBTXに相当する。
●対応CPUクーラー待ち
また、CPUクーラーのリテンションキットを固定する穴の位置も従来とは異なるため、既存のリテール品CPUに付属するクーラーが使えない点に要注意。Intel代理店によると、BTX対応クーラーが付属するCPUの発売予定はあるものの具体的な入荷時期は不明という。TWOTOP秋葉原本店も対応するクーラーの入荷は未定としている。なお、PCケースに関しては、ATXとBTXの両方に対応するという製品「CM Stacker(STC-T01)」が6月に発売になっている。
「D915GMHLK」は、PCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2、DIMM×4(DDR400対応、最大4GB)の各スロットを搭載。主な機能はVGA、Gigabit Ethernet、Serial ATA(4ポート、RAID 0/1対応)。
なお、BTX対応クーラーはCOOLER MASTERが現地時間11日(木)に2種類の新製品を発表している。
□Desktop Boards(Intel)
http://www.intel.com/support/motherboards/desktop/
□ニュースリリース(COOLER MASTER)
http://www.coolermaster.com/index.php?LT=english&Language_s=2&url_place=news&serial=178
□関連記事
【2004年11月6日】BTX規格対応のIntel純正マザーボード「D915GMH」を展示
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20041106/etc_intelbtx.html
【2004年6月12日】BTX規格のタワー型PCケースがCOOLER MASTERから発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040612/etc_cmstacker.html
| (Intel D915GMH) |
[撮影協力: TWOTOP秋葉原本店]