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【パッケージ】 | 【新型Pentium M】 |
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【533MHz FSB】 | 【「J」付き】 |
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【4モデル販売中】 | 【533MHz PentiumM入荷】 |
Intelの正式発表を前にモバイル向け新プラットフォーム「Sonoma」のFSB 533MHz版Pentium Mが販売スタートとなった。
販売されているのは動作クロック1.5GHzの「730」、1.73GHzの「740」、1.86GHzの「750」、2GHzの「760」の4モデル。実売価格は、「730」が22,000円~29,800円、「740」が26,218円~35,800円、「750」が31,468円~53,000円、「760」が46,168円~59,600円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●FSBが533MHzへ向上
SonomaはFSB 533MHz版Pentium M、「Alviso」の名でも呼ばれる「Intel 915GM」などのチップセット、ワイヤレスLANで構成される新しいCentrinoプラットフォームで、注目はやはりFSB 533MHzに対応したPentium MとPCI Express/DDR2メモリサポートのAlvisoだろう。
そのFSB 533MHz版Pentium Mは、既存のDothanコアPentium MのFSBクロックのみをアップしたCPU。2MBの2次キャッシュは従来同様だが、FSBクロックの上昇によりパフォーマンスアップが期待できるのは言うまでもない。動作電圧は4モデルともFSB 400MHz版Pentium M 765と同様で、パッケージのラベルには最大が1.356V、バッテリ最適化モード時(動作クロック800MHz)が0.988Vと記されている。S-Specは760が「SL7SM」、750が「SL7S9」、740が「SL7SA」、730が「SL86G」。
●NX bitもサポート
また、4モデルともパッケージ側面のラベルに記されているプロダクトコードに、NX bitサポートのPentium 4などと同様に「J」の文字が含まれており(S-Specの1桁手前のアルファベット1文字)、プロセッサ・ナンバ末尾に「J」は付いていないがNX bitをサポートしているものと見られる。
FSBクロック上昇で高いパフォーマンスが見込めるFSB 533MHz版Pentium Mだが、現時点では対応チップセットのAlvisoを搭載したマザーボードが発売されていないのが残念なところ。
ただ、T-ZONE. PC DIY SHOPによると、DFIのi852GME搭載Socket 479Mマザーボード「852GME-MGF」を用いてFSB 533MHzでの動作確認がすんでいるという。
□Pentium M(インテル)
http://www.intel.com/jp/products/notebook/processors/pentiumm/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0105/sony3.htm
【2004年12月25日】FSB 533MHz対応のi852搭載Pentium MマザーがDFIから
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20041225/etc_852gme.html
【2004年12月7日】Sonoma世代に刷新される来年のモバイルCPU(後藤弘茂のWeekly海外ニュース/PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1207/kaigai139.htm
【2004年11月27日】未発表チップセット搭載のDDR2対応Pentium MノートPCが展示
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20041127/etc_pcdiyexpo.html
| (Intel Pentium M) |
[撮影協力: 高速電脳とクレバリー1号店とT-ZONE. PC DIY SHOP]