注目のIwill製Dual Socket 940対応キューブPC自作キット「ZMAXdp」が複数ショップで販売中だ。販売自体は2004年12月末から始まっていたものの、流通量は少なく、高速電脳では入荷して即完売したという。本体カラーはレッドとブラックで、実売価格は67,977円~78,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「ZMAXdp」は小型のキューブタイプながらDual Opteron対応というハイエンドなスペックで話題となっているPC自作キット。一般的なキューブPCと変わらない高さ222×幅210×奥行き350mmの小型筐体に、Opteron対応の電源や2基の大型CPUクーラーを内蔵しつつ、5インチ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×2のドライブベイを確保するというレイアウトはまさに秀逸だ。
筐体の内部はほぼ奥行き後半分を電源とCPUクーラーが占める格好になっており、背面からは電源の一部分が張り出している。この背面の電源は温度が70℃程度にまで達するとのことなので、設置の際は壁面に触れたりしないよう要注意だ。
マザーボードのチップセットはnForce3 Professionalで、AGP×1、PCI×1、Mini PCI×1(筐体底面)、DIMM×2(DDR400対応、最大2GB)のスロットを装備。筐体は無線LANアンテナを装備しており、Mini PCI対応の無線LANカードも利用できる。
キューブPC自作キットとしては高価な「ZMAXdp」だが、タワーケースを用いてDual Opteron搭載PCを組む場合でも結局は対応する電源やマザーボードが必要となり、両者はコスト的には大きく変わらない。むしろ、省スペース性と手軽さを併せ持つ「ZMAXdp」のほうが有利と言えるかもしれない。
□ZMAXdp(Iwill)
http://www.iwill.net/product_2.asp?p_id=36&sp=Y
http://www.iwill-japan.co.jp/whats_new/SeeMore.asp?vID=69
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| (Iwill ZMAXdp) |
[撮影協力: ツクモパソコン本店とファナティック 東京店とアイウィルジャパン]