64bitメモリアドレス技術のEM64Tを搭載したサーバ/ワークステーション向けのPentium 4 3.80GHzがクレバリー1号店に入荷、パーツ一式とのセットという条件付きで販売を開始している。CPU単品の価格は表示しておらず、単品での販売予定も今のところないとしている。
今回の3.80GHzは、2004年11月に同様の条件で販売された3.60GHzを動作クロックで200MHz上回るモデル。Hyper-Threadingテクノロジサポート、FSB 800MHz、2次キャッシュ容量1MB、最大動作電圧1.4Vといったスペックは3.60GHzから変わっていない。S-Specは「SL7P2」。
同店は完成PCとそれに近いパーツ一式(最小構成はCPU、マザーボード、メモリ、HDD、PCケース)の2通りで販売を行なっているが、これまでの他ショップと同様にCPU単品で販売する予定はないという。
パーツ一式の価格例は、EM64T搭載Pentium 4 3.80GHz、Intel製i925XE搭載LGA775マザーボード「D925XECV2」、DDR2 SDRAM 1GB(PC2 4300)、GeForce 6600 GT搭載PCI Expressビデオカード、HDD 250GB、LG電子製DVDドライブ「GSA-4163BK」などがセットの場合で209,790円。なお、CPUをPentium 4 570Jに変更しても同価格とのこと。
64bit対応のCPUではAthlon 64が着実にシェアを伸ばしているが、対するEM64T対応Pentium 4は販売条件が実質的に完成PCのみとあまりに厳しく、在庫ショップの数という意味でもほとんど売っていないも同然の状態。64bit版Windowsのリリースも近いと言われており、自作PCユーザーにとってはEM64T対応Pentium 4のはやい単品販売開始が待たれるところだ。
□Pentium 4(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/desktop/processors/pentium4/
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【2004年11月13日号】EM64T対応のPentium 4 3.60GHzがセット販売の条件で発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20041113/etc_em64tp4.html
| (Intel Pentium 4) |
[撮影協力: クレバリー1号店]