最上位のRADEON X850XT PE搭載カードが登場、SAPPHIRE製

	【 2005年1月15日号】
	最上位のRADEON X850XT PE搭載カードが登場、SAPPHIRE製シリーズ最上位のカード、Dual DVIでビデオ入出力機能も

【SAPPHIRE製カード】【2スロットタイプ】

【裏面】【同梱品】

　ATIのハイエンド向け新ビデオチップ「RADEON X850」シリーズを搭載する初の製品が発売になった。
　製品はシリーズ最上位モデルの「RADEON X850 XT Platinum Edition」とGDDR3メモリ256MBを搭載したSAPPHIRE製PCI Express x16カード「RADEON X850 XT Platinum Edition」のバルク品で、実売価格は71,368円～89,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

●シリーズ最上位のチップ
　上位から「RADEON X850 XT Platinum Edition」「RADEON X850 XT」「RADEON X850 PRO」の3モデルで構成されるRADEON X850シリーズは、従来のRADEON X800シリーズのマイナーバージョンアップ版とも言えるビデオチップ。出力インターフェイスがデュアルDVI-I（RADEON X850 XT Platinum Edition/XTのみ）になっているなどの特徴がある。コア/メモリクロックはRADEON X850 XT Platinum Editionが540MHz/1,180MHz、RADEON X850 XT/PROが520MHz/1,080MHzとなっている。ちなみに、RADEON X800シリーズ最上位モデルのRADEON X800 XT Platinum Editionのコア/メモリクロックは520MHz/1,150MHz。
　ピクセルパイプライン数はRADEON X850 XT Platinum Edition/XTが16、RADEON X850 PROが12。バーテックスパイプライン数は3モデルともRADEON X800シリーズと同じ6となっている。

●人気化は必至？
　今回のSAPPHIRE製カード「RADEON X850 XT Platinum Edition」は、ATIのリファレンスカードと同じ2スロットタイプのブラケットを採用しており、DVI出力が2つ、ビデオ入出力機能がついているなどの特徴がある。
　大きな進化は見られないRADEON X850シリーズだが、もともとパフォーマンスの高さでは定評のあったRADEON X800シリーズの上位モデルだけに、今回の製品もハイエンド志向のユーザーを中心に人気を集めるのは間違いない。

□RADEON X850（ATI Techonologies）
http://www.ati.com/jp/products/radeonx850/
□X850 XT Platinum Edition（Sapphire）
http://www.sapphiretech.com/vga/x850-pe.asp
http://www.sapphiretech.com/awards/image/media_443.jpg
□関連記事
【2004年12月22日】ATIのPCI Express向けハイエンドGPU第2弾「RADEON X850 XT PE/X800 XL」（多和田新也のニューアイテム診断室/PC Watch）
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1222/tawada40.htm
【2004年12月4日】イベントでRADEON X850 XTがデモ、ATI最新チップセットも
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20041204/etc_aspati.html
【2004年6月12日】RADEON X800 XT Platinum Edition搭載ビデオカードが発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040612/etc_radx8xt.html

　（Sapphire X850 XT Platinum Edition）

[撮影協力: パソコンショップアーク]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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