【 2005年1月15日号 】
	アクセスポイント名も表示する第2世代？無線LAN検知器が登場

　無線LANの電波を検知する小型測定器に新たな注目株が現れた。これまでは電波の強度を簡単に表示するだけの製品がほとんどだったが、今度はアクセスポイント名やセキュリティ状態まで表示するという優れモノだ。

　製品はCanary Wireless製の「The Digital Hotspotter（HS10）」で、実売価格は8,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　同種の製品はこれまでキーホルダー程度のサイズだったが、今回の製品はやや大きく、タバコの箱より若干小さい程度で、ポケットサイズといったところ。本体には動作開始ボタンと液晶ディスプレイがあり、このボタンを押すことで、周囲の無線LAN用の電波を検出、液晶ディスプレイに4本のバーで強度が表示されるほか、アクセスポイント名（SSID）を英文字で表示し、セキュリティ（WEP/WPA）の状態も「Secure」もしくは「Open」で表示、また、チャンネルも表示する。

　複数のアクセスポイントがある場合は、ボタンを再度押すことで次のアクセスポイントの状態を表示する。なお、これを繰り返して全てのアクセスポイントを表示し終わると「Noarround.」と表示し、さらにボタンを押すとまた最初のアクセスポイントから表示を行う。無線LANの電波をまったく検出できないときは、親切にも「No AP Found.」と液晶ディスプレイに表示してくれる。バッテリーは単三電池2本。検出する電波はIEEE 802.11bとIEEE 802.11g。

　メーカー側では「機能をフル搭載した第2世代の無線LAN検知器」としており、販売しているぷらっとホームも「無線LAN探知機の決定版になるハズ！」とPOPで明記している。

　なお、同店では携帯電話のような折りたたみタイプのHawking Technology製無線LAN検知器「WiFi Locator（HWL1）」も販売中。これはIEEE 802.11bとIEEE 802.11gの電波を検知し、強度を5つのLEDで表示する。実売価格は6,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

□The Digital Hotspotter（Canary Wireless）
https://www.canarywireless.com/shop/shopdisplayproducts.asp?id=1&cat=Wi%2DFi+Detectors
□WiFi Locator（Hawking Technology）
https://www.canarywireless.com/shop/shopdisplayproducts.asp?id=1&cat=Wi%2DFi+Detectors
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【2003年8月30日】無線LANの電波を検出する携帯アイテム「WiFi Finder」登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030830/etc.html#wififinder

（The Digital Hotspotter）

[撮影協力: ぷらっとホーム]

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