【 2005年1月22日号 】
	Sonomaも自作可能、i915GM搭載Pentium Mマザーが展示

　FSB 533MHz版Pentium M対応のモバイル向け新チップセット「Intel 915GM Express（i915GM）を搭載したAOpen製microATX対応Socket 479Mマザーボード「i915GMm-HFS」のサンプルが俺コンハウスで展示中だ。3月上旬発売予定で、価格は未定。

　19日(水)にインテルから正式発表された別名「Sonoma」の新Centrinoは、既に発売されているFSB 533MHz版Pentium Mや、i915GMなどのチップセットを含むモバイル向けプラットフォーム。

　i915GMはFSB 533MHzやPCI Express、デュアルチャネルDDR2 533メモリインターフェイスをサポートするほか、i915Gなどと同じVGA機能のGMA900（Graphics Media Accelerator 900）や8チャネル/192KHz出力対応サウンド機能のHD Audioなどを搭載するという、デスクトップ向けチップセット並みのスペックが特徴。チップセットはi915GMのほか、VGA機能を省いた「Intel 915PM Express」、FSB 400MHz/シングルチャネルDDR2 400サポートの「Intel 915GMS Express」など計4モデルが発表されている。

　そのi915GMとICH6Mを搭載する「i915GMm-HFS」は、PCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2、デュアルチャネルDDR2 533 DIMM×2、シングルチャネルDDR333 DIMM×2（DDR2/DDRメモリの混在不可）のスロットを装備。4本のDIMMスロットがスペースを圧迫したためか、拡張カードスロットに対して並行にi915GMチップとCPUソケットが並ぶというこれまでにあまり見られないレイアウトだ。

　主な機能はVGA、TV出力（HDTV対応）、7.1チャネル出力サウンド、デュアルGigabit Ethernet（Marvell製チップ、PCI Express接続）、IEEE 1394、Serial ATA/Serial ATA II（各2ポート）。VGA/TV出力機能については、I/OパネルにDVI-I、D端子、コンポーネントなどの豊富な出力ポートを備えるのも特徴だ。ただし、PS/2やシリアルといった従来のポートがなくなっている点は要注意と言える。

□i915GMm-HFS（AOpen）
http://aopen.jp/products/mb/i915gmm-hfs.html
http://aopen.jp/company/news/2005/i915gmm-hfs.html
□Centrinoモバイル・テクノロジ/Intel 915GM Express（インテル）
http://www.intel.co.jp/jp/products/notebook/centrino/
http://www.intel.co.jp/jp/developer/design/chipsets/mobile/915gm.htm
□関連記事
【2005年1月19日】インテル、「Sonoma」こと新Centrinoプラットフォームを正式発表（PC Watch）
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0119/intel1.htm
【2005年1月8日】FSB 533MHzの新型Pentium M発売、730から760の4製品
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050108/etc_sonoma.html

（AOpen i915GMm-HFS）

[撮影協力: 俺コンハウス]

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