Socket 754版Sempronで初のバリエーションモデルとなる3000+(クロック1.8GHz/2次キャッシュ128KB)、2800+(同1.6GHz/256KB)、2600+(同1.6GHz/128KB)の3製品が発売された。実売価格は2600+が8,950円~9,418円、2800+が9,980円~10,479円、3000+が10,479円~12,054円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
これまでSocket 754版のSempronは3100+(1.8GHz/256KB)のみが発売されており、下位モデルの登場は今回が初めて。3モデルともパッケージには「90nm」と書いたシールが貼られている。
OPNは3000+が「SDA3000AIO2BA」、2800+が「SDA2800AIO3BA」、2600+が「SDA2600AIO2BA」で、いずれも17日(木)時点で公開されているデータシートには未掲載のため詳細仕様は不明。リビジョンを示すOPNの下2桁「BA」は、1月下旬に登場した90nmプロセスの3100+と同じだ。
Sempron 3100+は同じクロックで2次キャッシュ512KBのAthlon 64 2800+とほぼ同価格のため割高感も感じられたが、今回発売された最下位モデルの2600+は1万円を切っており手頃さがある。Socket 754マザーボードも低価格化が進んでおり、コスト重視でSempronとの組み合わせを選択する人も増えそうだ。
なお、T-ZONE. PC DIY SHOPによれば、3モデルの使用に際してBIOS側の対応が必要とのこと。購入前にマザーボードの対応状況や対応BIOSの有無などを確認しておいたほうがよさそうだ。
※ 記事初出時、クロック/キャッシュ容量の表記に誤りがありました。お詫びして訂正させて頂きます。
□Sempron(AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_11599,00.html
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【2004年8月21日】Sempron 3100+がデビュー、シリーズ唯一のSocket 754版
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040821/etc_semp31.html
| (AMD Sempron) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]