【 2005年3月19日号 】
キューブ系初のnForce4搭載Socket 939対応PCが登場
XPC SN25PXPC SN25P
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 キューブタイプのPC自作キットでは初のnForce4シリーズチップセット搭載製品となるShuttle製「SN25P」が発売となった。同社によれば搭載チップセットはnForce4だが、独自の回路設計によりnForce4 Ultraとして機能するという。実売価格は44,580円~45,680円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「SN25P」は同社製のnForce4搭載Socket 939マザーボード「FN25」を採用したPC自作キットで、PCI Express x16×1、PCI Express x1×1、DIMM×2(DDR400、最大2GB)のスロットを装備。主な機能としてGigabit Ethernet、8チャネルサウンド、Serial ATA(4ポート、RAID/JBOD対応)、IEEE 1394、8メディア対応カードリーダーを備えている。

 筐体は1月発売のi925XEチップセット搭載Socket 478対応モデル「SB95P V2」などと同デザインの「P Chassis」と呼ばれるタイプを採用している。ドライブベイ数は5インチ×1、3.5インチ×3。電源は容量350Wの同社製「Silent X 350W」を搭載。

 ユニークなのは、搭載チップセットのnForce4を独自の回路設計によってnForce4 Ultraとして機能させている点で、パソコンショップ アークによれば実際にOSをインストールした際にnForce4 Ultraとして認識されたという。また製品にnForce4 Ultra相当で動作すると書かれた別紙が同梱されている。

 ただし、現時点ではこの“Ultra化”による具体的なメリットは不明。nForce4 UltraはnForce4にはない3Gb/s Serial ATAとハードウェアエンジンによるネットワークセキュリティ機能のActiveArmorを搭載するのが主な特徴だが、「SN25P」の製品情報ではSerial ATAのスペックは1.5Gb/s対応を指すと見られる「Serial ATA 150」という表示になっている。ActiveArmorについても機能の有無は明記されていない。


□XPC SN25P(Shuttle)
http://global.shuttle.com/Product/Barebone/SN25P.asp
□関連記事
【2005年1月29日】nForce4 Ultra搭載Socket 939マザーがMSIから初登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050129/etc_k8nneo4p.html
【2005年1月8日】Shuttle SB95P V2(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050108/ni_i_bb.html#sb95pv2

 (Shuttle SN25P)

[撮影協力:パソコンショップ アークT-ZONE. PC DIY SHOP]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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