メモリモジュールの価格下落が止まらず、今週もほとんどの製品が過去最安値を更新した(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。週末直前に主要製品の安価な限定特価予告があったことも影響し、多くのショップが値を下げ、平均値も同時に大きく下げている。
DDR SDRAM DIMMでは、PC3200 1GB(CL3)の最安値が先週比1,150円安の12,800円、平均値が同1,070円安の18,690円となったほか、PC3200 512MB(CL2.5)の最安値が先週比540円安の4,280円にまで下げている。これだけでも十分な下げだが、ツクモパソコン本店IIでは、26日(土)と27日(日)に各日10個限定という条件付きでPC3200 512MB(CL2.5)を3,999円で販売し、即完売したという例もある。26日(土)の調査時点ではすでに完売していたため参考記録ということにはなるが、これは同製品の最安値が4,000円を割った初の例ということになる。
また、DDR2 SDRAM DIMMも一段安となり、PC2 4300 DDR2 SDRAM 1GBは最安値が先週比2,962円安の15,718円、平均値も同1,901円安の22,540円になった。512MBも最安値が先週比368円安の6,950円、平均値は同284円安の9,892円に。こちらもパソコンショップ アークが週末に50枚限定という条件付きでPC2 4300 1GBの特価品を販売した例があり、この価格は12,390円。これも調査時点で完売していたため参考記録ではあるが、先週最安値の18,680円と比べると、実に6,290円安(33%)という大幅下落となる。もっとも、同店によるとこの特価品はスポット入荷の商材で、今後も同じ価格で入荷するかどうかはわからないという。
2月中旬からメモリチップのスポット価格が急落しはじめてから、依然として下落に歯止めがかからないため、メモリモジュールの店頭価格も当面下落傾向が続くものとみられる。ただし、スポット価格の急落はメモリチップメーカーの期末在庫処分による一時的な要因とみられ、そろそろ底打ちの時期が近いと見る向きもある。
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【2005年3月12日】メモリが全面安の展開、PC3200 512MBが5,000円割れ
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050312/etc_memory.html
| (メモリ) |
[撮影協力:パソコンショップ アークとツクモパソコン本店IIとパソコンハウス東映]