microATX対応の姉妹モデル「i915GMm-HFS」に近いコンセプトの製品で、DVIやコンポーネント出力、D端子まで備えたオンボードVGA機能を搭載している点や、I/OパネルにPS/2キーボードコネクタが無く、付属のブラケットを介して利用する点、CPUクーラーに付属の専用品を利用する点なども変わりない。主な違いはPCIスロットが1本多いことや、SiI3132によるSerial ATA II-RAIDと2つ目の1000Base-T LANが削除されたこと、代わりにチップセットによるSerial ATAインターフェイスが4コネクタに増えたこと、チップセットが(Pentium M向けの)i915GMではなく、(Pentium 4向けの)i915Gになっていることなど。SpeedStep対応の可否は「不明」（販売ショップ）だが、製品付属の注意書きには「ダウンロードセンターでSpeedSTEP Utilityを公開する予定」という旨の記述がある。

　CPUクーラーの取り付け穴サイズは「従来のi915GMm-HFSと同じ」（高速電脳）とのこと（同店では当初、「サイズが異なる」と告知していたが、16日(土)までに「再調査の結果、同じサイズだった」と修正している）。付属クーラーの動作音は「20.82dB」(高速電脳)。

　BLESS 秋葉原本店では、Pentium M 715と組み合わせたオーバークロックデモを実施中で、「誰でも出来る簡単オーバークロックマニュアル」と題されたオーバークロック手順まで告知している。

　なお、「Pentium M用に設計されたATXマザーボード」はこれが初めてだが、ASUSのCPUソケット変換アダプタ「CT-479」を利用することで、「(Pentium 4向けの)ATXマザーボードでPentium Mを利用する」ことはこれまでも可能だった。

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[撮影協力:パソコンハウス東映とPC-Success本店と高速電脳とテクノハウス東映]