i915GMを搭載したPentium MマザーがAOpenからデビュー

	【 2005年3月19日号】
	i915GMを搭載したPentium MマザーがAOpenからデビュー

　FSB 533MHz版Pentium Mに正式対応したi915GMチップセット搭載マザーボードがついに発売となった。以前から複数ショップで入荷が予告されていたAOpen製microATX対応Socket 479Mマザーボード「i915GMm-HFS」で、実売価格は29,800円～35,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　1月にSonomaプラットフォームが正式発表されて以来、i915GM搭載ノートPC自作キットのほか独自でFSB 533MHzに対応させたi855GME搭載マザーボードも発売されたが、多くの自作ユーザーが本命視していたのは、やはりi915GMを搭載したこの「i915GMm-HFS」だろう。
　i915GM/ICH6-Mを搭載する「i915GMm-HFS」は、正式にFSB 533MHzをサポートするのはもちろん、モバイルCPU向けマザーボードながらPCI ExpressやデュアルチャネルDDR2メモリといったインターフェイスや、GMA900（Graphics Media Accelerator 900）によるVGA機能を備えるというデスクトップPCレベルの高いスペックがウリだ。
　基板は1月下旬に俺コンハウスが展示していたサンプル品と比べて大きな違いは見当たらず、PS/2やシリアルなどのレガシー系ポートが省かれたやや特殊な形状のI/Oパネルもそのままだ。なお、PS/2ポートはLowProfileとノーマルのブラケットが2種類付属しているので、PS/2ポートを使いたい場合はそれを使うことで解決できる。I/OパネルにはUSBポートなどのほかDVI-I、D端子、コンポーネントといったビデオ関連機能の出力ポートが用意されている。
　スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2、デュアルチャネルDDR2 533 DIMM×2、シングルチャネルDDR333 DIMM×2を装備（DDR2/DDRメモリの混在は不可）。主な機能はVGA、TV出力（HDTV対応）、7.1チャネル出力サウンド、デュアルGigabit Ethernet（Marvell製チップ、PCI Express接続）、IEEE 1394、Serial ATA/Serial ATA II（各2ポート）。
　なお、ディスプレイ出力やFSBの設定はPCI Expressスロット付近にあるジャンパピンで設定する仕様になっている。
　高いスペックやハイパフォーマンスが期待できる点など、Pentium M対応マザーボードとしては現時点でベストチョイスとなりそうな「i915GMm-HFS」だけに人気を集めるのは必至。
　なお、同社によれば初回出荷分には「SpeedStep Utility」が同梱されないとのこと。ダウンロード版は3月下旬にWebサイトで配布するとしている。

□i915GMm-HFS（AOpen）
http://aopen.jp/products/mb/i915gmm-hfs.html
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　（AOpen i915GMm-HFS）

[撮影協力:俺コンハウス]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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