【 2005年11月19日号 】
	RADEON X1600 XT搭載ビデオカード発売も、クロックにばらつき？

　RADEON X1000ファミリGPUでミドルクラスの「RADEON X1600 XT」を搭載した初のPCI Express x16ビデオカードが発売となった。実売価格はMSIの「RX1600XT-T2D256E」が24,980円～26,800円、玄人志向の「RX1600XT-E2HW」が22,543円～24,800円、XIAiの「XIAiX1600XT-DV256」がが23,068円～24,801円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　なお、3製品中、動作クロックがATIの公式仕様と合致しているのはMSIの製品のみなので要注意。

　RADEON X1600シリーズは、RADEON X1000ファミリではRADEON X1800シリーズの下位、RADEON X1300シリーズの上位に位置するミドルクラスの製品で、現時点ではRADEON X1600 XT（コア590MHz、メモリ1.38GHz）と「RADEON X1600 PRO」（コア500MHz、メモリ780MHz）の2モデルがラインナップされている。

　シリーズ共通の主なスペックは、ピクセルシェーダ数12、バーテックスシェーダ数5、128bit/4チャネルDDR/DDR2/DDR3メモリサポート。もちろん、“ATI版SLI”とも言われるマルチビデオカード技術のCrossFireもサポートしている。インターフェイスはPCI Expressネイティブ対応だが、ブリッジチップによりAGP 8Xにも対応するとされている。

　今回発売された3製品の中で注意が必要なのは、MSI製と玄人志向／XIAi製とでは仕様が微妙に異なっている点。MSI製はATIの公式仕様通りで動作クロックがコア590MHzでメモリ1.38GHzとなっているものの、玄人志向／XIAi製はコア590MHzのメモリ800MHzと公式仕様より劣っている。また、メモリもMSI製はDDR3なのに対し、玄人志向／XIAi製はDDR2という違いがある。出力コネクタ構成（DVI-I×2、HDTV対応TV×1）はいずれも同じ。

□Radeon X1600 Series（ATI Technologies）
http://www.ati.com/products/RadeonX1600/
□RX1600XT-T2D256E（MSI）
http://www.msi.com.tw/program/products/vga/vga/pro_vga_detail.php?UID=704
□RX1600XT-E2HW（玄人志向）
http://www.kuroutoshikou.com/products/gboard/rx1600xt-e2hwfset.html
□XIAi
http://www.xiai.jp/
□関連記事
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	（MSI RX1600XT-T2D256E）
	（玄人志向 RX1600XT-E2HW）
	（XIAi XIAX1600XT-DV256）

[撮影協力:BLESS秋葉原本店とT-ZONE. PC DIY SHOP]

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