光学ドライブのレーザーでCDやDVDの光学メディア表面にラベルプリントを行なう「Labelflash」技術を採用した初の製品が登場した。発売になったのはアイ・オー・データ機器のUSB 2.0接続外付けDVD±R DLドライブ「DVR-UN16L」と内蔵用の「DVR-ABN16L/BK」で、実売価格は「DVR-UN16L」が13,970円~14,800円、「DVR-ABN16L/BK」は8,970円~9,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ヤマハと富士写真フイルムが共同で開発した「Labelflash」は、Hewlett-PackardのLightScribeと同様に、光学ドライブのレーザーを用いてメディアのラベル面に単色の印刷を行なう技術。Labelflashに対応した専用のメディアが必要になるものの、プリンタを用いずに手軽にラベル印刷が行なえるのがメリットだ。
「DVR-UN16L」はそのLabelflashに対応した記録型DVDドライブで、Labelflash対応メディアのほか、ラベルのデザインや印刷が行なえるソフトウェア「labelFOLiO」が付属。機能的にはLightScribeと大きく違わないLabelflashだが、PC Watchによる「DVR-UN16L」のテストでは、デフォルト設定による印刷時間がLightScribe対応ドライブ(BenQ DW1625)よりも大幅に短縮されていることが確認されている。
ちなみに、「labelFOLiO」では印刷時の解像度を182dpi(印刷時間約6分)、303dpi(約10分)、605dpi(約20分)から選択できる。
「DVR-UN16L」の採用ドライブはNEC製の「ND-4551A」で、データ記録速度はDVD-RAM 5倍速、DVD-R DL 6倍速、DVD+R DL 8倍速、DVD±R 16倍速、DVD-RW 6倍速、DVD+RW 8倍速、CD-R 48倍速、CD-RW 32倍速となっている。バッファ容量は2MB。
なお、現時点ではLabelflash対応メディアの単品販売は行なわれていないが、富士写真フイルムから16倍速対応DVD-Rメディア「DDR47E LF 16X」が今月下旬に発売される予定だ。
□DVR-UN16L
http://www.iodata.jp/prod/storage/dvd/2005/dvr-un16l/
□プレスリリース(ヤマハ/富士写真フイルム)
http://www.yamaha.co.jp/news/2005/05101901.html
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj1423.html
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj1448.html
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050319/etc_dw1625.html
| (IO-DATA DVR-UN16L) |
[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店]