秋葉原名物の「おでん缶」と並ぶ新たな名物となるか?今や“萌えの街”と言われる秋葉原にふさわしく、新世代の“萌え系”おでん缶が登場。しかも発売元は老舗家電店のラオックス。
「缶のおでん屋 おてんちゃん」という製品で、LAOX THE COMPUTER館を含め、ラオックス全店で23日(金)から販売中だ。実売価格は250円。
秋葉原の名物として知られる、缶入りおでんの「おでん缶」。知らない人からすれば「秋葉原=おでん」という図式は理解しがたいものだが、チチブ電機(ブロックD1-[b6])の脇に長らく設置されている自動販売機はあまりにも有名で、アキバフリークの小腹を満たすだけでなく、訪れた人がお土産として買って帰ることも多い。
今回ラオックスが発売した「缶のおでん屋 おてんちゃん」も、その名の通りおでんを缶に詰めたもの。寸胴の“元祖”「おでん缶」とは違い、魚の缶詰などと同様の平たい缶(内容量90g)に入っており、プルトップ付きで手で開けられるようになっている。具材はうずら卵、昆布、こんにゃく、ちくわなど7種類。
また、缶に描かれたキャラクター「おてんちゃん」のイラストも目をひく。最近の秋葉原の流行を意識して、絵柄はいわゆる“萌え系”で、割烹着姿のおてんちゃんがおでんの鍋をひっくり返してしまう様子を描いた側面のイラストもなかなか愛らしい。イラストは、きくぢん氏によるもの。
ちなみに、製造元は静岡の駒越食品。材料にはミネラルウォーターや海洋深層水も使っているとのこと。
ラオックスはホビー系のASOBITCITYも展開しているとはいえ、秋葉原の老舗家電店が一般売り場で萌え系グッズを独自商品として販売するというのは、ある意味、今の秋葉原の象徴をしているといえそうだ。中身を変えなくとも、イラストを変えていくらでも製品を増やすこともでき、今後の展開が注目される。
街全体の変化に会わせて、おでん缶も新世代入りというわけだ。度重なるメディアでの紹介もあって“元祖”おでん缶は「完売御礼」の札が出る毎日だが、さて“萌え系”おでん缶はそれを越えられるのか?
□缶のおでん屋 おてんちゃん(ラオックス/ASOBITCITY)
http://www.akibaasobit.jp/pickup/oten/
□駒越食品
http://www.rakuten.co.jp/kgs/
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【2000年12月16日】アキバの冬の名物「おでん缶」に牛すじ入り新バージョンが登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001216/etc_odenkan.html
| (AKIBA PC eArena) |
[撮影協力:LAOX THE COMPUTER館]