AOpenのi975X/ICH7チップセット搭載Coreシリーズ対応マザーボード「i975Xa-YDG」が発売された。実売価格は35,280円~37,590円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
先行するMSIやASUSの製品と違い、入荷店も多めで、各店の在庫量は比較的豊富、中には山積み状態で販売しているショップもある。「売れ行きもいいため、それでも早めに売り切れそう」とするショップもあるが、この製品の発売でCore Duoマザーボードの入手性が一気に高まったかっこうだ。
「i975Xa-YDG」はデスクトップPC向けチップセットのi975Xを搭載しながら、モバイル向けCPUのCore Duo/Core Soloに対応するというユニークな製品。Coreシリーズ対応マザーボードの多くがmicroATXフォームファクタを採用する中で、拡張性が高いATXサイズの基板を用いており、そして2基のPCI Express x16スロットによりCrossFireをサポートする点も魅力だ。
スロット数はPCI Express x16×2、PCI Express x1×2、PCI×2、DIMM×4(DDR2 667、最大4GB)。主な搭載機能はGigabit Ethernet、Serial ATA(外部接続ポート1基)、IEEE 1394、7.1チャネルサウンド。
また、パッケージにはCPUクーラー(最大回転数2,500rpm)などのほか、DVD-VideoやMP3ファイルの再生時などに利用できるワイヤレスリモコンも同梱されている。このリモコンもユニークな存在で、FSBクロックを1MHz単位で上げ下げできるというボタンも装備している。
「i975Xa-YDG」はデスクトップPC向けチップセットを搭載するといったスペック面のユニークさはもちろんだが、Coreシリーズ対応マザーボードで唯一CrossFireをサポートする点も大いに注目されるに違いない。過去には店頭でCore Duo T2600を搭載しオーバークロック動作させるというデモも披露されており、CoreシリーズCPUでハイパフォーマンスのPCを自作したい人にとって、要チェックの存在といえそうだ。
□i975Xa-YDG(AOpen)
http://global.aopen.com.tw/products/mb/i975Xa-YDG.htm
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| (AOpen i975Xa-YDG) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPと俺コンハウスとZOA 秋葉原本店とBLESS 秋葉原本店とツクモパソコン本店II]