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【PCIe 1xのフタ?】 | 【チップ】 |
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【欲しいですか?】 | 【PCI to PCIブリッジ】 |
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【カードの裏側】 | 【アンケート】 |
久々にインパクトのある拡張スロット変換カードがお目見えだ。なんと今度はPCI Express x1スロットをPCIスロットに変換するブリッジカードで、DIGITAL COWBOYブランドでおなじみハンファ・ジャパンが製作したもの。TSUKUMO eX.の4Fで展示中だ。
●製品化は見送り濃厚…
このカードは、あまりPCでは使われないPCI Express x1のスロットをPCIスロットとして使おうという画期的なカード。外観は言わばLowProfile PCI Express x1カードとも言えるような低背カードで、ブリッジチップを搭載した基板の上にPCIスロットのコネクタが載り、電源供給のための4ピン電源コネクタが尻尾のようについている。これをPCI Express x1スロットに挿し、LowProfileのPCIカードを挿すと、PCにちょうどおさまって動作するというわけだ。
もっとも、市販のPCIカードで同社がテストしたところ、動作する例とうまく動作しない例がいろいろあり、最終的には肝心の同社製品としてラインナップされているPCIカードが動かなかったため、製品化は見送りになったとのこと。よって、今回の展示も「PCI Express 1xのスロットをふさぐためのフタ」としての展示で、PCIスロットがついていることやPCIカードを挿すとWindowsでそれが認識されることは「気のせいです」としている。なお、店頭販売する場合は価格が5,000円程度になるという。同社の担当者曰く、「店頭売価5,000円前後のフタではねぇ…」。
●要望が多ければ製品化も?
PCI Express x1スロットは使う用途がそれほどなく、PC内部で眠っているケースも多い。もし、それを汎用性の高い32bit PCIスロットとして使えるのであれば、かなりの需要が見込めそうだが、今のところこのまま幻の製品となる可能性が濃厚だ。同社のブログでは、担当者がこの製品に対する「蘇生」の要望を受け付けるメールアドレスを公開してるので、希望する人はここへメールしてみるといいだろう。また、店頭でも製品化希望を受け付けるアンケートを実施中だ。
過去には、玄人志向からAGPスロットをPCIスロットに変換するカードが発売されて世界中から注目を集めた例があるが、さて今回はどうなるのか…。
□牧場長のつぶやきBlog(ハンファ・ジャパン)
http://www.digitalcowboy.jp/dcblog/
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| (DIGITAL COWBOY製品) |
[撮影協力:DIGITAL COWBOYとTSUKUMO eX.]