【 2006年7月22日号 】
Windows XP SP2bが発売に、一部の最新パッチ適用済み
Windows XP SP2b Windows XP SP2b
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 Windows XPのマイナーバージョンアップ版「SP2b」版のProfessionalとHome Editionが発売になった。いずれもOEM品のみの販売のため単品価格は不明だが、ショップでは「FDDとのセット価格」などとして10,000~20,000円程度の価格を表示している(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 マイクロソフトからは「SP2b」に関する発表は特にないが、ショップによると「“Internet Explorer の ActiveX 更新プログラム”(KB912945)というパッチが適用済みだと聞いている」(クレバリー1号店)とのこと。このパッチはInternet Explorer上のActive Xの挙動を変更する内容で、米Microsoft - 米Eolas Technology/カリフォルニア大学間の特許訴訟に関連するもの。これは既にWindows Updateでは必須扱いの項目になっているため、今回のSP2bは実質的に「一部のWindows Updateが適用済みの最新版」という位置づけになる。また、ドスパラ秋葉原Prime館では「試しにインストールしてみたところ、初回のWindows Updateが短時間で済んだ」としており、KB912945以外のパッチも適用済みになっている可能性もある。

 OSの単体パッケージはこれまでの「SP2」版と変わりなく、特に「SP2b」を識別できるようなマーキングもないため、購入後の識別は困難。ただし、ショップ入荷時の外箱には「SP2b」と書いてあるため、ショップによってはこれを確認して「別の製品」として販売中。もっとも、(今週末入荷予定の)クレバリーのように「特に区別して販売する予定はない」とするショップもある。


□Windows XP
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/default.mspx
□Internet Explorer の ActiveX 更新プログラム(マイクロソフト)
http://support.microsoft.com/kb/912945/ja
□関連記事
【2004年9月4日】SP2適用済みのOEM版Windows XPが流通開始、SP1適用版と併売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040904/etc_winxpsp2.html
【2006年3月31日】IEのActiveX処理に関する更新プログラムが、次回のパッチで必須扱いに(Internet Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/03/31/11469.html
【2006年4月7日】4月の月例パッチ前に、Webコンテンツを修正する (Internet Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/special/2006/04/07/11553.html

 (Microsoft Windows XP)

[撮影協力:パソコンショップ アークドスパラ秋葉原Prime館]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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