「フタ」の名称でも知られるDIGITAL COWBOYブランド(ハンファ・ジャパン)のPCI Express x1-PCI変換アダプタがついに製品化、「DCT-FUTA1」として発売になった。実売価格は4,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
PCI Express x1スロットでPCI接続カードを使えるようにする画期的なアイテムとして、5月のサンプル展示時から話題となっていたこの製品。当初は動作試験が不調だったことなどから製品化を見送るとも言われていたが、その後に発売を望む声が同社に多く寄せられ、開発を続行。そして7月には“人柱”向けのモニター販売を実施し、ようやく今回の製品発売にこぎつけたという。
ただし、「DCT-FUTA1」はマニアックなアイテムを限定的に生産、販売する同社のサブブランド「大陸志向」に属している。パッケージには「環境や組み合わせによる動作保証は一切出来ませんが、きっとあなたのパソコンライフに彩りを添えてくれるはず」「分かる人だけ買ってください」といったうたい文句もあるので、玄人向けの製品と認識すべきだろう。
本体はPCI Express x1コネクタ、PCIスロット、4ピン電源コネクタを備えるインターフェイス変換基板とブラケットで構成される。拡張スロットのサイズの都合で、装着できるのはLow ProfileサイズのPCIカードに限られるが、PCケースに収めずに剥き出しで使えばフルサイズのカードも装着可能だ。インターフェイスを変換するPCI Express to PCIブリッジチップにはPLX TECHNOLOGYの「PEX8111」が用いられている。
なお、12日(土)にはTSUKUMO eX.で、「DCT-FUTA1」に装着したいカードの動作チェックをその場で行なうというユニークなイベント「フタを埋めたいボード検証大会」が行なわれる。動作するかどうかを確認してから買いたいという人は、参加してみてはどうだろう。
□DCT-FUTA1(ハンファ・ジャパン)
http://www.digitalcowboy.jp/products/dctfuta1/
□PEX8111(PALTEK)
http://www.paltek.co.jp/plx/products/01_PCI-Express/PEX8111.htm
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| (DIGITAL COWBOY DCT-FUTA1) |
[撮影協力:高速電脳]