メモリの店頭価格は続騰。特に主流のDDR2 SDRAM DIMMの価格上昇が顕著で、最安値は先週比で軒並み10%前後上昇しており、中には20%上昇した例もある(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。
最安値の変化で最も大きいのはPC2-5300 512MBで、先週比で959円高(+21.4%)。このほか、PC2-6400 1GBの同1,180円高(+10.0%)、PC2-5300 1GBの同700円高(+7.5%)などとなっている。
店頭には「メモリ価格高騰!」といったPOPが店先に出るようになり、いよいよメモリ価格の急上昇ぶりが多くの人に浸透していく状況ができあがりつつある。多くのショップ関係者は今週も仕入れ価格が上昇していると言い、値下がりの要素がなかなか見つからない中で「買うなら今のうちに」とするところも多い。
上昇幅がやや小さくなったとはいえDRAMスポット価格は上昇が続いており、円安も進んでいる。そろそろ仕入れ価格はピークをうつのではないかという楽観的な見方も一部では出てきているが、客観的に上げ止まると判断できる要素はまだなく、予断を許さない状況は当面続きそうだ。
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【2006年9月9日】メモリ価格は高騰へ?DDR2 1GBの店頭価格は20%上昇
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060909/etc_memory.html
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[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店]