【 2006年9月23日号 】
	カラー液晶搭載の学習リモコンがロジクールから登場

　カラー液晶パネルなどを搭載した高機能なロジクール製学習リモコン「Harmony」が発売になった。実売価格は、カラー液晶パネル搭載モデル「Harmony 882」が28,000円前後、モノクロ液晶パネル搭載モデル「Harmony 522」が14,000円前後（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　「Harmony」は同社としては初となるAV機器向け学習リモコンで、独自の「Smart State Technology」を採用することにより機器の一括起動、設定などが行なえるようになっているのが特徴。例えば液晶パネルに表示された「DVDをみる」ボタンを押すと、テレビやDVDプレイヤーなどの電源ON/OFF状態を判別した上で、OFFになっている機器のみ正しい順序で起動する、といったことができる。さらに、再生するコンテンツに合わせてテレビの画面比を16：9や4：3に設定するといったことも可能という。

　また、インターネット経由で同社のオンラインデータベースにアクセスし、簡単に学習設定が行なえるのもユニークな点。データベースには2006年6月時点で15万種類を超える機器の情報が登録されており、その中から機種を選択するだけで設定が行なえるという。データベースに機種がない場合などは、機器のリモコンの赤外線信号を読み取らせて学習させることもできる。

　上位機種の「Harmony 882」はアイコンやフォント、背景などのカスタマイズが可能なカラー液晶パネルを装備。パネルには最大8個のボタンが表示できる。登録可能な最大機器数は15。電源はリチウムイオン電池を内蔵しており、付属のクレードルで充電できる。

　下位機種の「Harmony 522」は最大4個のボタンが表示可能なモノクロ液晶を装備。「Harmony 882」のようなアイコンなどのカスタマイズ機能は備えていない。登録可能な最大機器数は12。電源は単4形乾電池4本を使用する。

　いずれもPCとの接続インターフェイスはUSBで、オンラインデータベースによる設定やアイコンなどのカスタマイズを行なう場合はPCとの接続が必要になる。

　高機能とあってAVマニア向けの印象が強いが、ボタン1つの操作で多くの機器の電源投入ができる点や、オンラインデータベースで簡単に学習設定が行なえる点は初心者にも有効だろう。「Harmony」は機種が増えつつある学習リモコン市場において注目株となることは間違いないだろう。

□Harmony 882/Harmony 522/プレスリリース（ロジクール） http://www.logicool.co.jp/index.cfm/products/detailsharmony/JP/JA,CRID=2084,CONTENTID=9933 http://www.logicool.co.jp/index.cfm/news/JP/JA,contentid=12738,crid=34
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（ロジクール Harmonyシリーズ）

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

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