【 2006年9月23日号 】
	Thermaltakeが格納式液晶搭載キューブケースなど展示 2枚のマザーを設置できる巨大タワーケースも

【会場】	【Kenny Lin CEO】
【Mozart TX】	【LANBOX】
【CPUクーラー】	【TMGシリーズ】

　Thermaltakeの新製品展示イベント「サーマルキャンプ 2006 in 秋葉原」が23日(土)にCAFE SOLARE Linux Cafe秋葉原店（ブロックD2-[e2]）で行われた。

　会場では同社が力を入れているCPUクーラーやPCケースの展示が行われたほか、ステージ上ではIntelとAMDによるプレゼンテーション、Xbox 360の水冷化デモなどが行われた。

●PCケースは2製品が目玉

　会場の展示で目立っていたのは、まずPCケースが2モデル。会場の入り口に置かれていたのは「Mozart TX」という巨大なタワー型ケース。幅33cmで奥行きは36cmと、いわゆるキューブ系のサイズながら、高さがなんと73cmもあるという巨大キューブ系タワーケース。しかも、ATX/BTXマザーボードとMini-ITXのマザーボードが2枚入る左右分離の2層構造になっており、片方はサーバー、片方はワークステーションとして使えるという。デモ機には、カーナビよく見られるベイ格納式タッチセンサー付き液晶パネルも搭載されていた。この液晶を取り付けるためには7インチベイが必要で、「Mozart TX」では最上段にそれが用意されている。

　LANパーティ用のキューブ系ケースとして「LANBOX」も展示されていた。同社の製品らしく肉厚のアルミを使った製品で、天井部には頑丈な取っ手があり、サイドパネルは透明で内部が見えるようになっている。このケースも最上段に7インチベイがあり、ここにもやはりベイ格納式タッチセンサー付き液晶パネルが取り付けられていた。同社としてはセット販売することも検討中という。

●Xbox 360の水冷化デモも

　クーラー関係の製品では、ファンレスの水冷キット「Orchestra」、OEM設計部門が開発したという6年保証付きのクーラー製品「Thermal Maximum Grade（TMG）」シリーズの各種モデルを展示。このほか、回転するファン上にLED発光で文字が浮かび上がる青い大口径CPUクーラー「Blue Orb FX」、メモリモジュールの冷却用ファン「Cyclo」などといった未発売製品が展示されていた。

　ステージでは、年末に発売予定という水冷キット「Tribe VX」を使った応用として、Xbox 360の水冷化デモも行われた。過酷な条件でまれに熱暴走が発生することもあるXbox 360は、水冷化するとより安定して動作するという。

　展示されていた未発売の製品は、まだ具体的な発売時期や価格は検討中とのことだったが、多くは年末までには発売される可能性が高いという。早い国内発売が待たれるところだ。

■TMGシリーズ

■LANBOX

■Mozart TX

■Xbox 360水冷化

□Thermaltakel
http://www.thermaltake.com/
□サーマルキャンプ 2006 in 秋葉原（日本サーマルティク）
http://www.thermaltake.com/2005/japan/news/event060923.htm
□BIGLAN
http://biglan.jp/
□関連記事
【2005年7月16日】Thermaltakeがトールスピーカー風など新型水冷キットを展示
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050716/etc_thermaltake.html

（Thermaltake製品）

[撮影協力:日本サーマルティク]

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.