Windows Vistaが備えるディスク高速化機能「Windows ReadyBoost」への対応をうたうUSB 2.0メモリ「PD7 2.0」シリーズがA-DATAから発売になった。ラインナップは512MB/1GB/2GB/4GBの4種類で、実売価格は2,980~12,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ReadyBoostはフラッシュメモリを利用するHDDキャッシュ技術で、「HDDのランダムアクセス速度が8~10倍になる」(マイクロソフト)ほか、「HDD動作が停止することでノートPCのバッテリー動作時間が向上する」(同)というメリットがあるという。キャッシュに利用できるフラッシュメモリはUSB 2.0メモリやSD、CFなどで、リード速度2.5MB/s以上(ランダムアクセス時)、ライト速度1.75MB/s以上(同)といった速度に関する必要条件がある。
今回発売された「PD7 2.0」はこの条件を満たす製品で、パッケージには記載がないものの、同社11月2日付けのニュースリリースにより、明確に対応がうたわれている。なお、その他の仕様はUSBメモリとしてごく一般的なもの。
また、既存のUSBメモリの対応状況に関しては、アイ・オー・データとバッファローがWebに掲載している。両社の告知を簡単にまとめると「高速品ならばReadyBoostを利用可能」といった条件付きの状況で、既存USBメモリならどれでもReadyBoostを利用できるというわけではないようだ。ReadyBoostの利用を計画してい人は今回の製品を含む「ReadyBoost対応メモリ」を選んで購入するのが良さそうだ。
□PD7シリーズ(A-DATA)
http://www.adata.com.tw/adata_jp/product_detail.php?ProductNo=AP07ZZZSV
http://www.adata.com.tw/adata_jp/adata_newscenter.php?news_id=188
□Windows Vista のパフォーマンス テクノロジ(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/whdc/system/sysperf/accelerator.mspx#E2
□ReadyBoost Q&A(Tom Archer's Blog)
http://blogs.msdn.com/tomarcher/archive/2006/06/02/615199.aspx
□Windows Vista動作参考情報(アイ・オー・データ)
http://www.iodata.jp/promo/vista/#usbmemory
□Windows Vista対応製品一覧(バッファロー)
http://buffalo.jp/taiou/os/winvista/winvista_05.html
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【2006年10月21日】Robson先取り?MiniCardスロット付きマザーが展示中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061021/etc_i965gmifmpre.html
【2006年5月27日】HDDを高速化するSuperFetchとReadyBoost(PC Watch/元麻布春男の週刊PCホットライン)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0527/hot429.htm
| (A-DATA PD7) |
[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店]