この製品は昨年12月に発売されたCFモデル「SDB35CF」のSD版、といえるもの。「メディアに対してストライピングアクセスすることで高速アクセスできる」という特徴も従来製品を引き継いでおり、SD1枚のシリコンディスクと比べ、速度の点でも期待できるものと思われる。ただし、対応メディアはSDのみで、より高速なSDHCには非対応。また、今モデルの具体的な転送速度は公開されていないが、従来のCFモデルは55MB/s（IDE接続時）とアナウンスされている。

　このほかの特徴としては、メディアがCF→SDに小型化したことで基板サイズも小型化されたのも目立った点。従来のアダプタサイズは「3.5インチHDDサイズ」で接続コネクタも通常IDEコネクタ（とSerial ATA）だったが、今回のモデルは「2.5インチHDDサイズ」で接続コネクタも2.5インチIDEサイズ（Serial ATAコネクタは非搭載）。

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[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

　発売されたのはPCI Express x1対応カードが付属した「SA-RC1PE-LG」とPCI対応カードが付属した「SA-RC1APCI-BK」「SA-RC1APCI-LG」の3モデル。PCI対応カードモデルはリムーバブルケースがアルミ製でアクセスLEDも搭載している。

　いずれの製品も3Gbps Serial ATA II-HDDに対応可能だが、転送速度は「SA-RC1PE-LG」が3Gbpsで「SA-RC1APCI-BK」が1.5Gbpsとなっている。

[撮影協力:高速電脳とドスパラ秋葉原本店]

　前面にはメッシュパネルと発光ファンがついており、これらが独特の印象を与える源となっている。HDD取り付け部には放熱用パネルなども備える。

　マウンタの上部に覆い被さるような追加金具が付属しているのも特徴で、これを使うことでHDDを上側から冷却したり、あるいはマウンタ上部にさらに別のHDDを搭載するといったことなどが可能。

　ラインナップにはレッドやイエローの派手なモデルもあるが、オリオスペックに入荷したのはブラックモデルのみ。

[撮影協力:オリオスペック]

　カラーバリエーションはシルバーとブラックの2色。

[撮影協力:ソフマップ1号店マルチメディア館]

　背面ファンがワンタッチで取り外しできるという特徴がある。

　付属品はeSATA外出し用ブラケット(4コネクタ分)など。

[撮影協力:オリオスペック]

　バネ収納式の縦置きスタンドが一体化されており、縦置きしたい時は背面スイッチを押すだけでスタンドが飛び出てくる。収納は手動。

　スタイリッシュな白いデザインも特徴。

[撮影協力:オリオスペック]

[撮影協力:オリオスペック]

　用意されているメモリーカードスロットはCF、SD、メモリースティック、スマートメディア。本体は86×26×128mmで、一般的な2.5インチHDDケース2つ分の大きさ程度。

　単体でメモリーカード→HDDへデータコピーができる機能などは備えていない。

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[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店]

　2.5インチ専用HDD外付けケースにACアダプタが付属するのは珍しい。

[撮影協力:BLESS 秋葉原本店]

　スタンダードのシルバー/ブラックモデルと本体にON/OFFスイッチを備えた上位モデル（ブラックのみ）の3種類が発売されている。

[撮影協力:高速電脳]

　カラーはブルー、グリーン、ホワイトの3色。

[撮影協力:あきばお～参號店]

　材質はアルミで、前面には青色発光タイプの12cmファンを搭載している。

　カラーはブラックとシルバーの2色。

[撮影協力:高速電脳]

[撮影協力:高速電脳]

　Serial ATA-HDDをパラレルIDE接続する用途にも、パラレルIDE-HDDをSerial ATA接続する用途にも使えるのが特徴で、動作切換え用スイッチも搭載している。

[撮影協力:テクノハウス東映]

　HDD直刺し式。

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　Serial ATA-HDD×1台とIDE機器×1台の同時利用が可能な製品で、アダプタ表面にはLEDランプが用意されている。

　ACアダプタ付き。

[撮影協力:パソコンショップ アーク]

　製品内容は金属パネルとネジ、というシンプルなもの。パネルを3.5インチHDDの片方の側面にネジで固定することにより、パネル面を下にしてHDDを立てて置ける、というのが利用法で、HDDを横にして置くのに比べ、少ない面積で済むのがメリットと言える。

　また、複数枚を使うことも考慮された形状になっており、何台かのHDDを並べておくような使い方も可能。

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[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPと高速電脳とソフマップ1号店マルチメディア館]