ノースブリッジとサウスブリッジを統合したVIAのワンチップチップセット「CX700M2」とC7をオンボード搭載した同社製Mini-ITXマザーボード「EPIA-EX15000G」と「EPIA-EX10000EG」が発売された。実売価格は27,000~29,480円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
CX700M2の主な機能は、同社従来モデル「CN700」と「VT8237A」をベースとしたもの。具体的にはMPEG-2/4対応のハードウェアアクセラレーションを備えたVGAコア「UniChrome Pro II」(AGP接続)やHDオーディオを内蔵しているほか、2チャネルのSerial ATA、1チャネルのパラレルIDE、最大4スロットのPCIスロットに対応する。対応メモリはDDR2 533/400/333など。TV出力機能に関してはマクロビジョンもサポートしている。
12月に先行入荷したサンプル品ではCPUやチップセットのコアも確認できたが、確かにチップセットが1チップになっていた。
今回発売された「EPIA-EX15000G」と「EPIA-EX10000EG」は、このCX700M2をベースとしたMini-ITXマザーボード。2製品とも、EPIAシリーズでは初めて標準でDVIコネクタを搭載しているほか、背面パネルにはコンポーネントビデオ端子やRCAタイプのアナログステレオサウンド出力端子を装備している。その他に搭載する機能はIEEE 1394(コネクタ別売)、LAN、Serial ATA(2ポート)、パラレルATA(1ポート、Ultra ATA/133)など。スロット数はPCI×1、DIMM×1(DDR2 533/400、最大1GB)。なお、背面コネクタにはPS/2のキーボード/マウスコネクタが用意されておらず、これをフォローするようなケーブル類も同梱されていないので、PS/2接続機器を使いたい場合は注意が必要だ。
2モデルの違いはCPUクロックと冷却機構で「EPIA-EX15000G」がC7 1.5GHz搭載のファン付きモデル、「EPIA-EX10000EG」がC7 1GHz搭載のファンレスモデルとなっている。
□CX700M(VIA)
http://www.via.com.tw/en/products/chipsets/c-series/cx700m/
□EPIA EXシリーズ(VIA)
http://www.via.com.tw/en/products/mainboards/motherboards.jsp?motherboard_id=450
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| (VIA EPIA EXシリーズ) |
[撮影協力:スリートップ2号店とT-ZONE. PC DIY SHOP]