【 2007年2月3日号 】
初のQuad FX対応マザー「L1N64-SLI WS」が発売に
L1N64-SLI WS L1N64-SLI WS
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 AMDのクアッドコア環境であるハイエンドゲーマー向けプラットフォーム「Quad FX」に対応した初のマザーボード、ASUS「L1N64-SLI WS」が発売された。

 このマザーボード、本来の出荷日は「2月5日(月)」とアナウンスされていたが、Windows Vistaの深夜販売に合わせて先行販売が決定、CPU(2個)+マザーボード+Windows Vistaの4点でのセット販売、というかたちでの異例の深夜デビューとなった。実売価格は41,000~49,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、深夜販売明けからは一部ショップで、CPU(2個)+マザーボードでの3点セットやマザーボードのみでの単品販売も始まった。

 Quad FXとは、デュアルコアのAthlon 64 FX-70シリーズを2つ搭載することで「システム全体で合計4コア」を実現するもの。先週末にCPU3種類と対応PCが発売されたものの、マザーボードは未発売で、自作ユーザーにとっては「待った」がかかった状態になっていた。

 今回発売されたL1N64-SLI WSは、そのQuad FXを実現するための製品で、チップセットにはQuad FX向けとされるnForce 680a SLIを搭載、2個のSocket Fと4本のPCI Express x16スロット(うち2本はx8動作)を備えるという豪華仕様になっている。

 このほかの搭載スロットはPCI Express x1とPCIが各1本、DDR2 DIMMスロットが4本など。オンボードデバイスとしてはIEEE 1394や2系統のGigabit Ethernet、8chサウンドなどを搭載している。

 発売されたのが「Vista祭り」の真っ最中だったこともあり、デビューとしてはやや地味になってしまったが、このマザーボードの登場で、AMDプラットフォームでも「コンシューマー向けクアッドコア」が自作可能になったことになる。今のところは流通量が少ないが、来週5日(月)~6日(火)ごろからからは正式出荷が始まる見込みで、「AMDのクアッドコア」が一般ユーザーに広がるきっかけになりそうだ。


□L1N64-SLI WS(ASUS)
http://www.asus.com/products4.aspx?l1=3&l2=136&l3=486&model=1530&modelmenu=1
□Athlon 64 FX(AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_9485_9488,00.html
□関連記事
【2007年1月27日】Quad FX対応のAthlon 64 FX-70シリーズが発売に
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20070120/etc_quadfx.html
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061209/etc_quadfx.html
【2006年11月29日】AMDが投入するクアッドコア環境「Quad FX」(PC Watch/多和田新也のニューアイテム診断室)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1129/tawada92.htm

 (AMD Athlon 64 FX)

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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