Serial ATA接続のフラッシュドライブが発売、静音PC向け

	【 2007年4月14日号】
	Serial ATA接続のフラッシュドライブが発売、静音PC向け

　フラッシュメモリを用いた2.5インチ型SSD（Solid State Drive）では初となるSerial ATA接続の製品が登場、PQIの「Turbo Plus 2.5" SATA SSD」が発売された。

　販売しているオリオスペックが在庫しているのは4GBモデルのみで、実売価格は43,890円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。上位の8GBモデル（同64,890円）と16GBモデル（同118,650円）は受注扱いとなり、納期は10日後としている。また、さらに上位の20GB、32GB、64GBの各モデルの価格、納期については問い合わせてほしいとのこと。

　これまでに2.5インチタイプのSSDで販売を確認しているのはパラレルATAに対応した製品のみで、Serial ATA対応品を確認したのは今回が初めて。「Turbo Plus 2.5" SATA SSD」は2.5インチのSerial ATA HDDと同様の形状になっており、ノートPCの2.5インチベイなどにHDDの代わりとして装着できる。

　データ転送速度（最大）はリード時25MB/s、ライト時18MB/s。同店がベンチマークソフトのCrystalMarkでテストを行なったところ、シーケンシャルリード/ライトは低速だったものの、64KBのランダムリードは富士通製3.5インチSAS HDD「MAX3036RC」（同実測値15.48MB/s。ちなみにシーケンシャルリードは90.1MB/s）よりも高速な20MB/sだったという。

　また、Windows XPでの使用感は「ちょっとしたもたつきが気になることが多かった従来のSSDやSD/CF-IDE変換アダプタよりもHDDに近い印象で、スタートメニューの表示がもたつくようなこともなかった」とのこと。同店では「静音で、なおかつ低速ではないストレージが欲しい人向け」としており、静音PC向けのSSDとしては注目製品と言えそうだ。

□Turbo Plus 2.5" SATA SSD（Power Quotient International）
http://www.pqi.com.tw/jp/product2.asp?CATE1=151&PROID=279
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　（PQI SSDシリーズ）

[撮影協力:オリオスペック]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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