最大4枚のSDメディアでRAID0ドライブを構築、パラレルIDE接続できるという大容量シリコンディスクアダプタ「SDB25SD」がセンチュリーから登場した。現在、「先行発売品」とされるバルク品7個のみの販売だが、1月にはパッケージ版も発売される予定という。バルク品の価格は22,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
SDB25SDは昨年12月に発売されたCFモデル「SDB35CF」のSD版、といえるもの。「メディアに対してストライピングアクセスすることで高速アクセスできる」という特徴も従来製品を引き継いでおり、SD1枚のシリコンディスクと比べ、速度の点でも期待できそうだ。ただし、対応メディアはSDのみで、より高速なSDHCには非対応。また、今モデルの具体的な転送速度は公開されていないが、従来のCFモデルは55MB/s(IDE接続時)とアナウンスされている。
このほかの特徴としては、メディアがCF→SDに小型化したことで基板サイズも小型化されたのも目立った点。従来のアダプタサイズは「3.5インチHDDサイズ」で接続コネクタも通常IDEコネクタ(とSerial ATA)だったが、今回のモデルは「2.5インチHDDサイズ」で、接続コネクタも2.5インチIDEサイズだ(Serial ATAコネクタは非搭載)。
現在のSDメディア価格は安値品なら1GBが2,000円台中盤、2GBが4,000円程度。ひたすら安値を目指すなら、4,000円×4枚で8GBが購入でき、手軽にシリコンディスクを構築するという面でも興味深い製品と言えるだろう。
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【2005年12月29日】CF×4枚でSATA接続のRAMディスクを作れるアダプタが登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20051229/etc_sdb35cf.html
| (センチュリー SDB25SD) |
| (センチュリー SDB35CF) |
[撮影協力: T-ZONE. PC DIY SHOP]