2.5インチHDDとほぼ同サイズの小型フォームファクタ「Pico-ITX」を採用したVIA製マザーボード。 Pico-ITXは基板サイズ100×72mm、ほぼ「手のひらサイズ」といえるコンパクトな新フォームファクタ。今回の「EPIA-PX10000G」では、このサイズにC7 1GHzをオンボード搭載し、VGAやLAN、Serial ATA、パラレルATA(Ultra ATA/133)などのインターフェイスや、DDR2 533対応のSO-DIMMスロット1基(最大1GB/基板裏面)を備えている。 汎用拡張スロットは搭載しておらず、その他のコネクタ類もほとんどがヘッダピンだが、付属ケーブルでDVI出力やPS/2マウス・キーボードコネクタも引き出し可能。さらに付属サブボードを一体化させることで、サウンド入出力やUSBコネクタも利用できる。電源ケーブルは、オンボードの独自コネクタを付属ケーブルで20ピンの標準形状に変換する方式。 なお、サブボードはマザーボードの上下ではなく、マザーボードを延長する形で接続する構造。サブボードはマザーボード本体と同じぐらいの大きさがあるため、サブボードを取り付けることで、必要な設置面積が約2倍に増えることになる。 搭載チップセットはモバイル向けの「VX700」。対応FSBは533/400MHzで、チップセットの機能としてはDDR2 533/400/333メモリ、DDR400/333メモリ(最大4GB)をサポートしている。内蔵GPUはUniChrome Pro(AGP 8X接続)。 なお、T-ZONE. PC DIY SHOPでは「サブボードとDVI出力ケーブルが付属するモデルは初回のみの限定版で、両者が付属しない標準モデルはゴールデンウィーク開けに入荷予定」と告知中。同店では、標準モデルの実売価格を「35,000円前後」としている。 いまのところPico-ITX対応ケースは未発売。 □Pico-ITX(VIA Technologies) http://www.via.com.tw/en/initiatives/spearhead/pico-itx/ □VX700(VIA Technologies) http://www.via.com.tw/en/products/chipsets/v-series/vx700/ □関連記事 【2007年3月31日】手のひらサイズ「pico-ITX」マザー予約開始、CPUは1GHz http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20070331/etc_via.html
[撮影協力:パソコンショップ アークと高速電脳]
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