Intelが提唱するオーバークロック向けのメモリ規格「Extreme Memory Profile(XMP)」に対応したCorsair製DDR3メモリ「XMS3 DHX」が発売になった。製品は、DDR3 1600(PC3 12800)対応の2GBモジュール2枚がセットになった「TWIN3X4096-1600C7DHXIN G」(実売価格110,000円前後)とDDR3 1800(PC3-14400)対応の1GBモジュール2枚がセットになった「TWIN3X2048-1800C7DFIN G」(同75,390円)(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
XMPは、メモリモジュールのSPDの内容を拡張し、メモリの最大性能が発揮できる電圧やクロック、レイテンシなどの情報を併せて記録しておく規格で、Corsair/NVIDIAが提唱するEPPのIntel版と言えるもの。Intel X38 Expressチップセットでもサポートされており、対応BIOSを搭載したマザーボードではXMPの情報を使ったオーバークロックも可能になる。
両製品はそのXMPに初めて対応した製品。XMPの値は1,600MHz(2GB×2枚セット)または1,800MHz(1GB×2枚セット)で、レイテンシ両者ともに7-7-7-20。CorsairによればIntelの「Extremeシリーズ」のマザーボード(機種不明)において、前述のクロックとレイテンシで動作したという(動作電圧は2GB×2枚セットが1.9V、1GB×2枚セットが2.0V)。SPDの値はクロック1,333MHz、レイテンシ9-9-9-24。
ノコギリの歯のようなヒートシンクを使った冷却機構「Dual-path Heat Xchange(DHX)」を採用する点は既存のXMS3 DHXシリーズと同様だ。
なお、これまでに店頭での販売を確認している最高速のDDR3メモリモジュールは、9月に発売されたDDR3 1866対応のSuper Talent製「W1866UA1G8」。
□XMS3 DHX(Corsair)
http://www.corsairmemory.com/products/xms3_dhx.aspx
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| (Corsair TWIN3X4096-1600C7DHXIN G) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]