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【WD Raptor X】 | 【窓付きキタ!!】 |
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【デモ中】 | 【シール】 |
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【裏面】 | 【窓付きRaptor】 |
透明の窓から内部のパーツが見えるというWestern Digital製Serial ATA 3.5インチHDD「WD Raptor X」の150GBモデル「WD1500AHFD」が発売になった。10,000rpmの高速HDDに内部の見える窓がついたということで、ゲーマーを中心に性能と外観の良さ両方を求めるユーザーの注目を集めそうだ。
実売価格は40,944円~45,990円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●ヘッドが窓から見える
黒い筐体の表面に透明の窓を備える「WD Raptor X」は、まるでビデオテープのようなユニークなルックス。窓からはディスクやヘッドが動作する様子が見られるようになっている。
過去にはHDDのカバーを透明アクリルカバーに付け替えるキットが発売され、1998年にはバッファロー(当時メルコ)がSeagate製3.5インチHDDのカバーを透明にした特別モデルを制作したことはあるが、HDDメーカーが直接こうしたモデルを販売するのは初めて。
●動作デモは必見
HDDの機能やスペックは1月中旬に登場した「WD Raptor」とほぼ同様。Serial ATAインターフェイスは転送速度1.5Gb/s、Native Command Queuing(NCQ)をサポートしており、主なスペックは、ディスク回転数10,000rpm、バッファサイズ16MB、プラッタ数2、リード時シークタイム4.6ms、内部転送速度84MB/s、平均動作音量がアイドル時39dB、シーク時46dBとなっている。
なお、T-ZONE. PC DIY SHOPでは店内で動作デモも実施中だ。シーケンシャルアクセス時はほとんどヘッドは動かないが、ランダムアクセスが発生すると頻繁にヘッドが動作するのがわかる。
●窓周辺の外観には難あり?
PCにHDDを内蔵してしまえば見えなくなるため、この窓に機能的な意味はあまりないが、マニア心をくすぐる製品であることは間違いない。あえて外付けHDDとして常に見えるようにして利用するのもいいかもしれない。
ただ残念なのは、発表資料のビジュアルほど実物の外観にインパクトがないこと。透明窓の周辺に貼られている保護シートのようなものにはムラのある凸凹が目立つこともあり、スマートなカスタム品というよりは、アマチュアによる実験用の改造品のようにも見える。発表資料によるビジュアルのインパクトが大きかったぶん、がっかりする人も多そうだ。外観の良さで購入を考えていた人は、まず実物をチェックしてみるのがいいだろう。
【ヘッドの動きが見える透明窓付きHDD(動画)】
□WD Raptor X(Western Digital)
http://www.wdc.com/jp/products/Products.asp?DriveID=190
http://www.wdraptorx.com/
□関連記事
【2006年1月14日】10,000rpmのSerial ATA HDD「Raptor」の150GBモデル登場
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【2001年2月17日】IBM製HDDに対応した蛍光色のHDDスケルトン化アクリルキット登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010217/etc_mercy2.html
【2000年10月7日】HDDをインテリアに?HDDスケルトン化アクリルキット「Mercy1」
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001007/etc_mercy1.html
【1998年7月11日】噂のスケルトンHDDのデモは三三七拍子で
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/980711/etc.html
| (Western Digital WD Raptor X) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとTWOTOP秋葉原本店]