Windows Home Server日本語版 PowerPack 1の発売を記念するイベントが30日(土)に開催された。会場はカフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])。
会場は、雨模様の天気ながらも満員状態。マイクロソフト関係者が「こんなに多くの人に来ていただけるとは思いませんでした」と驚きの顔で語るなど、イベントは終始盛況のうちに行われた。
実施されたセッションは、マイクロソフトの開発担当者によるものや関連メーカーによるもの、笠原一輝氏、高橋敏也氏といったライターが語るものまで多数。
以下、タブに分けてそれぞれのセッションを解説しよう。
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| Home Serverは「パパのため」? パパと家族のHome Server論 | | | | | | | |   |
●Home Serverは「パパのため」?
パパと家族のHome Server論
【笠原一輝氏】 |
【高橋敏也氏】 |
【ホームITマネージャの負担】 |
【NASとの違い(1)】 |
【NASとの違い(2)】 |
【NASとの違い(3)】 |
【飛行機の中でインストール】 |
【派手なサーバPC】 |
実施されたセッション中、意外な「Home Serverの真価」をアピールしていたと言えそうなのが、笠原氏や高橋氏のもの。
両者のセッションはそれぞれ別個に行われたが、笠原氏は「家族のPCを管理しなければならないホームITマネージャ=お父さん」の負担が増えつつある中、家族PCやサーバの管理を簡素化できること、高橋氏は「パパの秘密ファイルを秘密のまま保管できること(ユーザー毎の管理ができる)」などを挙げ、いずれも「家族の中のパパ」にとって便利なモノと提案。
パネルディスカッションでは「ホームサーバー」の別名として、「パパの箱」「お楽しみボックス」という名前を高橋氏が提案するなど、「“家族の中のパパ”が使ってこそ真価が発揮される」というアピールが目立っていた。
ちなみに、これらセッションでアピールされた「簡素化」の内容は、クライアントPCのバックアップをネットワーク経由で手軽に行えることや、WindowsベースのリッチなUI、故障時、PCパーツを揃えさえすればいいのでNASより対応がしやすいこと、HDD装着後、既存のドライブ容量を即拡張できる「ドライブエクステンダー」でHDD増設が楽なことなど。
このほか、両氏ともWindows Home ServerとNASの価格比較にも言及。Windows Homer Serverのシステム価格は高く見られがちではあるものの、手元の余りパーツで作成できることや、Atomマザーの登場やHDD価格の下落でPCシステム費用が下がっていることを指摘、結果としてNASとの価格差も実質的になくなりつつあると発言していた。
ちなみに両氏のセッションは、やはり両氏の色が出まくったトークっぷり。笠原氏は「世界初、Windows Home Serveの飛行機内インストール」「IDF/NVISION取材の取材裏話といった話題が、高橋氏は「赤/青/黄のド派手サーバ、そしてその塗装テクニック」といった話題が随所に登場。会場はしばしば笑いの渦に包まれていた。
□Windows Home Server(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/windowshomeserver/default.mspx
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| (マイクロソフト Windows Home Server) |
[撮影協力:マイクロソフト]