【 2009年3月7日号 】
Core i7/次期Xeon両対応のサーバ向けマザー発売
「Matrox G200」オンボード?
 SUPERMICROからCore i7に対応したサーバ向けのIntel X58 Expressチップセット(以下X58)搭載LGA1366マザーボード「X8STE」が発売された。グラフィックスチップとしてWinbondの「WPCM450」を搭載しているのもユニーク。実売価格は45,990円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 X8STEは、2008年12月に登場した同社製X58搭載LGA1366マザーボード「X8SAX」のバリエーションモデルとも言える製品で、X8SAXと主に異なるのは拡張スロットの構成と、VGA機能を搭載している点。拡張スロットはPCI Express x16を1基(x8モードで動作)、PCI Express x8を3基(うち1基はx4モードで動作)、PCIを2基、それぞれ備えている。

 また、VGA機能にはグラフィックスチップとしては珍しいWinbond製WPCM450を採用(基板上のチップの刻印は「WPCM450RA0BX」)。WPCM450は様々な機能をサポートしたチップで、グラフィックス機能のほかSDメモリーカード用ホストコントローラ、遠隔操作できるPC切替機能(Remote KVM Redirection)なども備えているという。

 なお、付属マニュアルではグラフィックス機能について「Matrox G200 with 16 MB DDR2 Memory」と記述、Webサイトでも「Matrox G200eW 8 MB DDR2」とされているが、これに関する詳細は不明。ちなみに今週は、同じ「Matrox G200eW 8 MB DDR2 」を搭載するというLGA775マザーボード「X7SB3-F」も同社から発売されており、これも実際にはWinbond WPCM450をVGA出力用に搭載している。

 6基のDIMMスロット(DDR3 1333/1066/800、最大24GB)や、デュアルGigabit Ethernet、6基のSerial ATAポート(RAID 0/1/0+1/5対応)などを備える点はX8SAXと同じ。X8SAXにあったIEEE 1394、7.1チャンネルサウンド機能は備えていない。

 ちなみに、今週はCore i7関連製品として、背の低い1UタイプのCPUクーラー2製品も登場している。これらに関しては別記事を参照のこと。


□X8STE(Super Micro Computer)
http://www.supermicro.com/products/motherboard/Xeon3000/X58/X8STE.cfm
□WPCM450関連ニュースリリース(Winbond)
http://www.winbond.com/hq/enu/NewsAndEvents/News/ProductAndTechnology/20070402en-01.htm
□関連記事
【2008年12月27日】Dynatron DY-PBK-1366(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20081227/ni_cpbk1366.html
【2008年12月6日】SUPERMICRO X8SAX(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20081206/ni_cx8sax.html
【2008年11月15日】Core i7が発売、深夜販売に500人が集まる
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20081115/etc_intel7.html

SUPERMICRO X8STE

[撮影協力:USER SIDE マルチ・スペース]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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