【 2009年4月25日号 】
旋回流を使うタワー型CPUクーラーが発売に
「これまでにない技術」を採用
 4つの円筒中で「旋回流」が発生、放熱効率が上昇するという従来にない構造を持つCPUクーラー「T-Shooter」が不二ライトメタルから発売された。対応CPUソケットはLGA1366/775で、実売価格は約7千円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「熱力学と流体力学の融合による新機構のCPUクーラー」と同社がうたうこの製品は、全体の高さが約170mmという大型クーラー。4つの円筒を束ねたようなユニークな構造のヒートシンクと、その上部に設置された120mmファンとで主に構成されている。

 ヒートシンクの4つの円筒の中心部には、これも円筒状の「ヒートエリア」を設置。周囲の4つの円筒の中で「旋回流」が発生し、それによりヒートエリアからの長時間の「採熱」が可能という。ファンはヒートシンクの下部から上部に向かって空気を吸い上げるように設置されており、システム温度の上昇も抑制できるとしている。

 これらのほか、「慣性の法則」「カルマン渦」などを利用しているといった、他のCPUクーラーでは見られないユニークな特徴が、製品資料に記されている。

 ちなみに、資料には対応CPUのクロック/モデルナンバーなどや、他社製品との性能比較の結果などは記されていない。

 ヒートシンクサイズは80×80×97mm、ファンサイズは120×120×25mm。重量は715g。ファンの回転数は750~2,000rpm、ノイズレベルは36dB(最大40dB)。グリスは非シリコンタイプの「SF101」が付属する。

 これまでにない構造を持つこの製品だが、ソフマップ 秋葉原 本館フェイス本店では「空気の流れをイメージできる」という模型を使ったデモも実施中だ。


□不二ライトメタル
http://www.fuji-lm.co.jp/

□関連記事
【2009年4月18日】「これまでにない技術」のタワー型CPUクーラーが来週発売(動画あり)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090418/etc_fuji.html

不二ライトメタル T-Shooter

[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 本館ソフマップ 秋葉原 リユース総合館]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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