【 2009年7月4日号 】
久々の「ゲタ」発売、Socket 478 CPUをLGA775で利用
 CPUを異なる形状のソケットで使うためのいわゆる“ゲタ”の新モデルが久々に登場、Socket 478タイプのCPUをLGA775に変換する「GETA-478TO775」がエム・ティ・ジーから発売された。実売価格は2,480円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 GETA-478TO775は、Pentium 4やCeleron DといったSocket 478タイプのCPUを、LGA775マザーボードに装着できるようにする変換アダプタ。パッケージには変換アダプタのほかバックプレートとマニュアルが同梱されている。マニュアルに下駄のイラストが描かれているのがなんともユニークだ。

 変換アダプタのCPUソケットの中央には2個のディップスイッチを搭載。FSB 400MHzのCPUを使用する場合は、スイッチを操作する必要があるとされている。

 なお、マニュアルではNorthwood/PrescottコアのCPUをサポートするとされているが、対応CPUやマザーボードの具体的なプロセッサー・ナンバー、機種名などは挙げられていない。マニュアルの「検証済みマザーボード」の欄には、「INTEL945G/P/GC 533/800/1066」「NVIDIA775 533/800」といったチップセットやFSBと思しき文字などが羅列されているのみだ。

 もちろん、CPUやマザーボードを通常とは異なる状態で使用するため、メーカー保証は受けられなくなるが、動作させられるようになるまで試行錯誤したりして楽しめるのはこうしたアイテムならでは。古いCPUが余っている人は購入してチャレンジしてみるのもよいだろう。


□製品情報
http://www.mtg.co.jp/GETA/geta.htm
□関連記事
【2005年4月9日】Pentium M用のSocket 478変換アダプタ「CT-479」が発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050409/etc_ct479.html

GETA-478TO775

[撮影協力:PS/PLAZA WAKAMATSU]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。