SR5690/SP5100は、OpteronなどのCPUに対応した組み込み用途やエンタープライズ向けのチップセット。 HyperTransport 3テクノロジやPCI Express 2.0などをサポートするほか、省電力性の高さをうたっており、TDPはSR5690が18W、SP5100が4Wとされている。

　I/O bridgeは最上位のSR5690のほか、TDP 15.4Wの「SR5670」、TDP 12.6Wの「SR5650」の計3モデルをラインナップ。ペアとなるSouthbridgeはSP5100のみが用意されている。

　I/O bridgeの3モデルで主に異なるのは構成可能なPCI Expressスロットの数で、SR5690は全42レーンのインターフェイスを持ち、x16モードのPCI Expressスロットを最大で2基構成できる。このほか、SR5670は全30レーン、SR5650は全22レーンを持つ。

　SP5100は、PCIスロットや6ポートのSerial ATA（RAID 0/1/10対応）、パラレルATA、HDオーディオなどの機能を備えている。

　そのSR5690/SP5100チップセットを搭載するH8DIi+は、Socket FタイプのCPUソケットを2基装備。CPUは6コアのOpteron 2000シリーズに対応している。

　スロット数はPCI Express x16×2（x8モードで動作）、PCI Express x8×2（1基はx4モードで動作）、PCI-X×2、DIMM×16（DDR2 800/667/533、Registered/ECC対応、最大128GB）。主な搭載機能はVGA（Matrox G200チップ）、Gigabit Ethernet（2ポート）、Serial ATA（6ポート、RAID 0/1/10対応）。

□AMD SR5690/SP5100 Chipset（Advanced Micro Devices）
http://www.amd.com/us/products/embedded/chipsets/Pages/sr5690-sp5100.aspx

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