H.264(MPEG-4 AVC)形式で直接録画ができるデジタル放送対応のキャプチャカード。発売モデルはダブルチューナーモデル「GV-MVP/XSW」と、シングルチューナーモデル「GV-MVP/XS」の2種類。 GV-MVP/XシリーズはPCI Express x1接続の地上/BS/110度CSデジタル対応キャプチャカードで、番組をH.264形式で録画できるのが最大の特徴。 大半の地デジキャプチャ製品でMPEG-2 TS形式で録画され、H.264形式にするにはトランスコード処理が必要になるが、この製品ではハードウェアトランスコーダを搭載することで、H.264 形式での直接録画が可能。低ビットレート(1.6Mbps)でも高画質で録画できるという「フルハイビジョン最大15倍録画」もウリとしている。 搭載トランスコーダは富士通セミコンダクタ製「MB86H58」。H.264形式/HD画質での録画モードは「HR15」(ビットレート 1.6Mbps)から「HR2」(同12Mbps)まで7種類で、このほかSD画質での「SR4」〜「SR24」(4種類)や、MPEG-2 TS形式での「DR」などが用意されている。ただし、H.264形式で録画した場合は、再トランスコードは不可能。 高画質化機能としては、動きの多いシーンでも高画質を実現する「新VBRアルゴリズム」や、ブロックノイズを低減する「ブロックノイズフィルタ」、輪郭を補正して高画質化する「エッジ補正フィルタ」などを搭載。 また、ダビング10や、録画番組のネットワーク配信(DTCP-IP対応)に対応するほか、製品を複数台組み合わせることによる最大8チャンネルの同時録画にも対応する。
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