DDR3に初めてネイティブ対応、クロックも向上した最新Atom「Atom D525」を搭載したMini-ITXマザーボード。メーカーはGIGABYTE。 Atom D525は、既存のAtom D510の上位にあたるデュアルコアCPUで、内蔵メモリコントローラがDDR3メモリに初めて対応、クロックも1.66GHzから1.8GHzに上昇したのが大きな特徴。 そのほかの主要スペックは従来どおりで、Hyper-Threading Technologyにより最大4スレッドで動作するほか、製造プロセス45nm、2次キャッシュ1MB、TDP 13Wといった仕様を備える。なお、下位モデルには、やはりDDR3対応のシングルコアCPU「Atom D425」(クロック1.8GHz、TDP 10W)も新たにラインナップされている。 DDR3対応のAtomマザーは、IONプラットフォームとAtom 330を組み合わせた製品がASRockなどから発売されているが、Atom D525/D425はCPU内蔵のメモリコントローラがDDR3に対応した点が特徴といえる。ちなみにCPU自体はDDR2メモリにも対応しているが、今回の製品にはDDR3メモリ用スロットのみ搭載されている。 CPUのAtom D525のほか、チップセットとしてIntel NM10 Expressを搭載。VGA端子やPCIスロットなどを備えるなど、マザーボードの基本デザインは既存のAtom D510搭載製品とほぼ同じ。また、Atom D525のTDPがこれまでと同レベルとあって、冷却システムも従来同様の小型ヒートシンクとファンによるシンプルな構成。 スロット数はPCI×1、DIMM×2(DDR3 800、最大4GB)。主な搭載機能はVGA、1000Base-T LAN、Serial ATA(全4ポート、内2ポートはRAID 0/1/JBOD対応)、7.1chサウンド。 □関連記事 【2月6日】Atom初のDDR3マザー登場、ION搭載 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100206/etc_asrock.html 【1月9日】GPU統合Atom「Pine Trail」搭載マザーが発売、7千円から http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100109/etc_intel.html
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