【 2011年7月2日 】 | |
iPhoneを3Dグラス化する「覗き穴」登場、4千円 専用アプリで利用、立体空間に没入も |
iPhoneを3Dグラスにして立体視、立体空間に没入することまでできるというユニークな製品「my3D」がHasbroから発売された。
実売価格は3,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●iPhoneにつける「3Dの覗き穴」
仮想空間に没入可能?
製品構造は「3Dグラス」というよりは、「iPhoneにつける覗き穴」。暗室となる双眼鏡風のボックスにiPhoneのマウンタがついており、右目の覗き穴からは液晶画面の右半分が、左目の覗き穴からは液晶画面の左半分が見えるという仕組み。マウンタ部の対応デバイスはiPhone 3G/3GS/4/iPod touch(第二世代以降)。
本体下部には指を入れる穴も用意、ここからiPhoneを操作できる、という寸法だ。
また、立体視するには対応アプリが必要なのだが、対応アプリのいくつかは「3D 360°viewing」と呼ばれる演出ができ、立体視の仮想空間に没入できるという。
これは、iPhone側センサーで傾きなどを検出、それに応じて映像が変わるというものだが、ここまでできる安価な3Dグラスは殆ど無く、なかなか注目できる。
●国内のiTunesアカウントではアプリの入手不可
画像を自作すれば利用可能?ただし、残念なのが「国内のiTunesアカウントでは対応アプリをダウンロードできなかった」(ショップ)とされる点。この製品は海外からの輸入品で、ショップでは「そうした点を理解した上で購入して欲しい」としている。
Hasbroのサイトでは無料/有料合わせて複数のソフトが紹介されており、外部向けに開発キットを公開する予定もあるという。また、右目用と左目用が左右に分割された静止画や動画であれば、標準ビュアーで立体視できる可能性もありそう。
対応アプリの入手に難があるのは残念だが、発想としてはなかなか興味深い。今後の展開次第では、「スマートフォンの新しい使い道」になる可能性もある(?)かもしれない。
□製品情報
http://www.hasbro.com/hasbromy3d/en_US/Hasbro my3D [撮影協力:Jan-gle 秋葉原本店]