【 2011年8月4日 】 | |
DDR3メモリの価格崩壊、ついに8GBセット=2,970円まで… Corsair製でも4千円割れ |
- ※(8/6更新)安値販売を確認。
※(8/5更新)安値予告店が増加。写真を追加。
7月以来、値下がりが加速しているDDR3メモリだが、ついに、4GB×2枚セットが2,970円前後で限定特価販売されている。特価販売を行ったのはパソコンショップ アーク(2,970円)、PC DIY SHOP FreeT(2,970円)、パソコンハウス東映(2,980円)。
いずれのショップでも「6日(土)と7日(日)のみの個数限定特価」としており、限定数は各日限定10〜40セットとのこと。ブランドはSILICON POWER製またはGeIL製(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。
販売初日となった6日(土)はいずれのショップでも完売。一部ショップでは行列になった例もあったという。
●4千円割れのブランド品も
これ以外のショップでも、DDR3メモリの値下がりは続いており、4GB×2枚セットで3,600〜3,980円ほどの価格も珍しくない状態。Corsair製のようなブランド品でも4,000円割れの販売例(詳細は「お買い得価格情報」参照のこと)があり、DDR3メモリはもはや価格総崩れといった雰囲気だ。
●ショップも対応に苦慮
長期的な継続には疑問符もショップ側も、こうした激しい値下がりには困惑しており、対応に苦慮する状態。
曰く、「相場に追従しようとすると、仕入れ価格とほとんど同じ価格で販売せざるを得なくなる上、翌週、市況が値下がりするとすぐ赤字になってしまう」という。こうしたことから、「あまり在庫量を持たないようにしている」というショップも出ている。
ちなみに、メモリチップの市場単価は現在、2Gbit品で0.8〜0.9ドル前後。基板/組み立て/検査などの費用(1枚5ドル前後)を考慮すると、製造原価は4GB×2枚でおおむね36ドル前後とみられ、1ドル=79円(4日現在)とすると、この時点で2,844円にまでなってしまう。
流通費用も考慮すると、製造〜流通過程のどこかが赤字を出している可能性が高く、長期的にこの水準が継続するとは考えにくい。「すぐに反転する」といった兆しは見えないが、購入計画があるならば早めに買ってしまった方がいいかもしれない。
メモリ相場の詳細については、メモリ最安値情報(5日調査)も参照のこと。
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110709/etc_mem.htmlDDR3メモリ [撮影協力:パソコンショップ アークとパソコンハウス東映とクレバリー1号店]